社会福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
心理学理論と心理的支援 問9
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問題
社会福祉士試験 第34回(令和3年度) 心理学理論と心理的支援 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
記憶に関する次の記述のうち、展望的記憶の事例として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 日本で一番大きな湖は琵琶湖(びわこ)だと知っていた。
- 以前行ったことがあるケーキ屋の場所を、思い出すことができた。
- 子どもの頃に鉄棒から落ちてケガしたことを、思い出した。
- 10年ぶりに自転車に乗ったが、うまく乗ることができた。
- 友人と遊園地に行く約束をしていたので、朝から出掛けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 5 です。
1.都道府県名や、1年は365日であるなど、一般的な知識についての記憶を「意味的記憶」といいます。
2.過去に経験した、特定の時間と場所での個人にまつわる出来事の記憶を「エピソード記憶」といいます。
3.エピソード記憶の中でも、自分自身についての記憶のことを「自伝的記憶」といいます。
4.自転車の乗り方など、体で覚えている記憶の事を「手続き的記憶」といいます。
5.正解です。約束の時間や場所など、未来に関しての記憶を「展望的記憶」といいます。
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02
正解は、5 です。
展望的記憶とは、未来に予定されている出来事について、何をするのか記憶しておくことを言います。
1 不適切です。未来に予定されていることではなく、自分の知識です。
2 不適切です。未来に予定されていることではなく、過去の経験から思い出しています。
3 不適切です。過去の経験を思い出しています。
4 不適切です。過去の経験から成功している出来事です。
5 適切です。未来の約束を憶えており、それに対して行動を起こしています。
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03
本設問の問題文にある「展望的記憶」とは、未来の予定や約束などの事を指します。その他にも過去に関する記憶や、学習によって得た記憶など、記憶には様々な種類が存在します。
不適切です。選択肢の内容は過去の学びによって得た知識の事を指しており、「意味記憶」に該当します。
不適切です。選択肢の内容は、過去に経験した内容から想起した内容の事を指しており、「エピソード記憶」に該当します。
不適切です。選択肢の内容は、過去の体験に基づいた記憶のため「エピソード記憶」に該当します。
不適切です。過去に学習して獲得した運動能力のため、「手続き記憶」に該当します。
適切な内容です。これから起こる未来の予定の事を指しており、展望的記憶に該当します。
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