社会福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
現代社会と福祉 問27
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問題
社会福祉士試験 第34回(令和3年度) 現代社会と福祉 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
新しい社会的リスクやそれへの対処に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
- ニートとは、35~59歳の未婚者のうち、仕事をしておらず、ふだんずっと一人でいるか、家族しか一緒にいる人がいない者のことを指す。
- ダブルケアとは、老老介護の増加を踏まえ、ケアを受ける人と、その人をケアする家族の双方を同時に支援することを指す。
- 保活とは、子どもを認可保育所等に入れるために保護者が行う活動であり、保育所の待機児童が多い地域で活発に行われる傾向がある。
- 8050問題とは、一般的には、80代の高齢の親と、50代の無職やひきこもり状態などにある独身の子が同居し、貧困や社会的孤立などの生活課題を抱えている状況を指す。
- ワーキングプアとは、福祉給付の打切りを恐れ、就労を見合わせる人々のことを指す。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、3・4 です。
1 不適切です。ニートの定義は各国や時期によってさまざまです。厚生労働省の定義では、「15~34歳の内、仕事に就いておらず、家事も通学もしていない人」としています。
2 不適切です。ダブルケアとは、子育てと親の介護を同時に行う状態のことを言います。
3 適切です。認可保育所等に希望通りに入れないことが増えていることから、事前に情報収集などの活動を行います。
4 適切です。高齢化が加速していることから8050問題から9060問題(90代の高齢の親と60代の無職やひきこもり状態などにある独身の子)にも進展していくと予想されています。
5 不適切です。ワーキングプアとは、就労しているにも関わらず生活保護水準以下の収入しか得ることができない人のことを言います。
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02
正解は 3、4 です。
1 .ニートとは、15~35歳の未婚者のうち、仕事をしておらず、主に通学も、主に家事もしていない者を指します。
2 .ダブルケアとは、育児と介護を 同時に担うことです。
3 .正解です。保活とは、子どもを認可保育所等に入れるために保護者が行う活動であり、保育所の待機児童が多い地域で活発に行われる傾向があります。
4 .正解です。8050問題とは、一般的には、80代の高齢の親と、50代の無職やひきこもり状態などにある独身の子が同居し、貧困や社会的孤立などの生活課題を抱えている状況を指します。
5 .ワーキングプアとは、働いているのに、暮らしていけない人々を指します。
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03
本設問においては、現代日本を取り巻く少子高齢化や生活困窮問題などから発生した用語や対策などが取り上げられています。普段から社会情勢に目を向け、情報を得ておく事が大切と言えます。
不適切です。ニートとは、就労や就学をしておらず、職業訓練を受けたり家事を行っていない15~34歳まで(内閣府の定義では39歳まで)の人を言います。
不適切です。ダブルケアとは育児と介護を同時に担う事を言います。現代日本の少子高齢化や晩婚化の影響等による高齢出産などが一因となっています。
適切な内容です。保活の内容としては、選考に有利になるよう転居して居住地域を変えたり、働き方を変えるなど様々な方法が取られています。
適切な内容です。同様の問題として7040問題なども現代日本の課題として挙げられています。
不適切です。ワーキングプアとは公的な支援を受けず、就労していても低賃金などの理由で最低基準の生活から抜け出せない状態の人の事を言います。
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