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社会福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 相談援助の理論と方法 問98

問題

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システム理論に基づくソーシャルワークの対象の捉え方に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
   1 .
家族の様々な問題を家族成員同士の相互関連性から捉える。
   2 .
個人の考え方やニーズ、能力を固定的に捉える。
   3 .
個人や家族、地域等を相互に影響し合う事象として連続的に捉える。
   4 .
問題解決能力を個人の生得的な力と捉える。
   5 .
生活問題の原因を個人と環境のどちらかに特定する。
( 社会福祉士試験 第34回(令和3年度) 相談援助の理論と方法 問98 )
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この過去問の解説 (3件)

30

正解は、1番と3番です。

システム理論とは、個人を環境から切り離すのではなく、個人はその環境との間で常に交互作用を行っており、個人と環境との適合のあり方に焦点を当てて働きかけようとする理論をいいます。

1、問題文の通りです。

2、固定的に捉えるのではなく、さまざまな視点から捉えていく必要があります。

3、問題文の通りです。

4、問題解決能力を引き出す支援も求められます。

5、個人と環境は切り離さず、交互作用を行っていると考えます。

付箋メモを残すことが出来ます。
17

システム理論では、「相互作用」に着目し、家族、集団、地域などを、影響しあっている「システム」と捉えることで、対象を理解します。

選択肢1. 家族の様々な問題を家族成員同士の相互関連性から捉える。

適切です。

家族を「システム」と捉えます。

選択肢2. 個人の考え方やニーズ、能力を固定的に捉える。

システム理論とは逆の捉え方になっています。

選択肢3. 個人や家族、地域等を相互に影響し合う事象として連続的に捉える。

その通りです。

選択肢4. 問題解決能力を個人の生得的な力と捉える。

個人として捉えるのはシステム理論ではありません。

選択肢5. 生活問題の原因を個人と環境のどちらかに特定する。

個人と環境のどちらかに特定するのではなく、相互作用を捉えます。

9

本設問に登場する「システム理論」とは、クライエントも含めた「人」「物」「環境」など、それぞれをシステムとして捉え、それらのシステムは相互に関連を持っているという考え方です。クライエント個人が抱える問題は、個人のみに原因がある訳ではなく、その問題を生み出す原因は、クライエントを取り巻く環境などにも存在しているという考え方の事を言います。

選択肢1. 家族の様々な問題を家族成員同士の相互関連性から捉える。

〇 家族の様々な問題を、家族個人の問題として捉えず、相互関連性から把握しようとしているため、システム理論に基づいた捉え方をしていると言えます。

選択肢2. 個人の考え方やニーズ、能力を固定的に捉える。

✕ それぞれのシステムを固定的に捉えるのではなく、相互関連性から把握する視点が必要です。

選択肢3. 個人や家族、地域等を相互に影響し合う事象として連続的に捉える。

〇 人と環境の相互関連性に着目して捉えているため、システム理論に基づいた把握であると言えます。

選択肢4. 問題解決能力を個人の生得的な力と捉える。

✕ 生得的な力として問題解決能力を捉えており、環境との相互関連性は見られません。

選択肢5. 生活問題の原因を個人と環境のどちらかに特定する。

✕ システム理論では、どちらのシステムによって問題が発生しているかを特定する事は目的としておりません。二つの相互関連性に着目した把握を行います。

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