社会福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 相談援助の理論と方法 問109
この過去問の解説 (3件)
ケアマネジメントの意義と目的、リソースの活用について問われています。
×
複数の事業者が支援を行うからこそ、ケアマネージャーの一貫したモニタリングが不可欠です。
〇
適切です。
個人の内的資源を開発するだけでなく、
個人と環境との関係を調整することを考え、
多方面へアセスメントすることが肝要です。
〇
適切です。
“地域の中で暮らす”ということを考えると、
あらゆる社会資源の中でも身近な資源の調整を図ることが大切です。
×
家族の望みを受け入れ、ケアプランに取り入れることもありますが、
そのことと利用者本人の満足度はかならずしも一致するとは限りません。
家族の望みと利用者本人の望み、それぞれに耳を傾けることが大切です。
×
標準化されたものから選択するのではなく、
ご利用者様を個別化し一人一人の状況や状態に合ったケアプランを立てることが大切です。
正解は 2 と 3 です。
1✕ .複数のサービス事業者が支援を行うため、ケアマネジャーのモニタリング業務が省略できる。
→ 全てのサービスについて、モニタリングしなければなりません。
2○ .幅広い生活課題に対応するため、身体面、精神面だけでなく、住環境や家族関係など多面的にアセスメントを行う。
→その通りです。
3○ .住み慣れた地域で長く生活が続けられるようにするため、身近な資源を活用・調整する。
→その通りです。
4✕ .家族の望みどおりのケアプランが作成されるため、利用者の満足度が高くなる。
→家族の望みと、利用者本人の望みが同じとは限りません。
5✕ .標準化されたケアプランを選択すればよいため、利用者の負担軽減になる。
→バイスティックの7原則の一つに個別化の原則があります。類似した課題であっても、人それぞれ違いがあるため、それぞれのケアプランが必要となります。
クライエントを支援するに当たって、ケアマネジメントの手法を取り入れる事は重要です。特に高齢者を支援する介護支援専門員などは、ケアマネジメントの手法に沿った計画作成を行う事が求められています。
✕ 複数のサービス事業者が支援を行っている場合には、ケアマネジャーはそれぞれのサービス事業者に対して情報収集を行い、モニタリングを実施する必要があります。モニタリング業務を省略できるわけではありません。
〇 クライエントそれぞれ、置かれている環境が異なる事を意識し、多面的にアセスメントを行う事が必要です。
〇 選択肢の通りです。
✕ ケアマネジメントを行うに当たっては、クライエント本人の意向に沿ったケアプラン作成が求められます。
✕ 個々のクライエントの希望に合わせたケアプラン作成が求められています。
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