【解説】
問題文から、「この時点での対応」として正しいものを選ぶことが重要です。
この時点でCさんは、Eさんの話を直接聞くこと、また直接実情を知ることはできていません。
選択肢1. D民生委員に、民生委員児童委員協議会の定例会で対応策を協議して決めるようアドバイスする。
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協議会にかける前に、まずはCさん自身がEさんの実態を把握することが大切です。
また実態把握後には、Eさんのように困難な事例であると伺える場合には、Dさんのような民生委員だけでなく多様な職種の人の人が集まる場で対応を協議することを考えます。
選択肢2. D民生委員が誘っているふれあいサロンに参加するよう、C社会福祉士がEさんを説得する。
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国家試験において、ワーカーが”説得”するという選択肢は正解になりづらいです。
まずはCさん自身が現状を把握し、Eさんの言葉に耳を傾けることが大切です。
選択肢3. D民生委員も含めて多機関でEさんへの対応について検討するため、地域ケア会議の開催準備をする。
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適切です。
この選択肢は直接正解として選びづらいですが、他の選択肢を消去法で消していきます。
問題文から、クライエントが健康を害していると思われるため、
この場合には緊急性の高さから、先んじて協議会の準備をすることも必要になると言えます。
選択肢4. D民生委員に同行してEさん宅を訪ね、本人の健康に気遣いながら生活課題を把握する。
〇
適切です。
Eさんに寄り添い、傾聴することが大切です。
選択肢5. D民生委員も参加する協議体で、Eさんに対応できる新しいサービスを開発する。
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まずはEさんを取り巻く環境に既存の資源(リソース)の活用を図ることを考えます。
またサービス開発の前には、ほかにもEさんのような状態の人がいるかどうかなど、ニーズの開発/発見も必要です。