社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
人体の構造と機能及び疾病 問5
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問題
社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 人体の構造と機能及び疾病 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
パーキンソン病の原因と症状に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
- 小脳の異常である。
- 脳内のドーパミンが増加して発症する。
- 安静時に震えが起こる。
- 筋固縮がみられる。
- 大股で歩行する。
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この過去問の解説 (6件)
01
パーキンソン病は脳に異常をきたし、それが原因で起こる病気です。高齢になるほど発症者は多く見られますが、40代など若い年代で発症する人も存在します。適切な治療を早期から始める事で、良い状態を保つ期間を伸ばす事に繋がります。
✕ パーキンソン病は、中脳の黒質部の異常が原因で発症する病気です。
✕ 脳内のドーパミンの量が減少する事で発症する病気です。
〇 安静時に手などに震えが生じる「振戦」の症状は、代表的な運動障害の一つです。
〇 他者が動かそうとすると抵抗を感じる「筋固縮」の症状も、代表的な運動障害の一つです。
✕ 小股での歩行や緩慢な動作などが見られる事が特徴の病気です。
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02
パーキンソン病とは中脳の黒質のドーパミンが減少することにより発症するものとされています。主に運動症状として特徴が表れるので、整理して記憶しておきましょう。
小脳の異常により体がアンバランスになると、運動失調をきたしますが、症状は異なっています。
パーキンソン病は、ドーパミンの低下によって発症するとされています。
安静時に震えを起こすのがパーキンソン病の特徴の一つです。
筋固縮がみられるのがパーキンソン病の特徴の一つです。
パーキンソン病では小刻み歩行の特徴があります。
パーキンソン病の特徴として表れる代表的な運動症状について確実に記憶しましょう。
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03
正解は「 安静時に震えが起こる。」と「 筋固縮がみられる。」です。
パーキンソン病とは、脳の異常から体の動きに障がいが起きる病気です。
❌ 体を動かす際に必要な「大脳皮質」の異常によって起こります。
❌ 脳内のドーパミンが減少することで発症します。
⭕️ 安静時に手足の震え(振戦(しんせん))が生じます。
⭕️ 腕や足を動かそうとすると、関節がカクカクとする筋固縮がみられます。
❌ 身体のバランスが取りずらく、歩く速度が遅く、歩幅も狭くなることが特徴です。
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04
パーキンソン病の4大症状として、振戦(ふるえ)、固縮(かたまる)、寡動・無動(おそい)、姿勢反射障害(ころびやすい)があります。
それぞれの言葉を覚えるというよりは、特徴(カッコ内の部分)を覚えるだけで正解を選ぶことができます。
解答:✕
脳の病気ですが、中脳の黒質ドーパミン神経細胞が減少することにより発症します。
正解に見える選択肢がある場合は、一旦置いといてほかの選択肢を見ていきます。
解答:✕
ドーパミンが減少することにより発症します。
解答:〇
4大症状のうちの振戦(ふるえ)に該当するため正解です。
解答:〇
4大症状のうちの固縮(かたまる)に該当するため正解です。
解答:✕
固縮(かたまる)するため、大股で歩行することは不可です。
パーキンソンの4大症状の特徴を理解しましょう。
また、選択肢1の解説でコメントしましたが、正解に見える選択肢がある場合は、一旦置いてほかの選択肢を見ることが重要です。
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05
パーキンソン病は、大脳基底核のドーパミン分泌機能が低下することによって運動障害を引き起こす病気です。
大脳基底核の異常によってドーパミン分泌が減少することによって発症します。
大脳基底核の異常によってドーパミン分泌が減少することによって発症します。
安静時に震えが起こる「振戦」はパーキンソン病の特徴的な症状の一つです。
第三者が他動的に体を動かそうとしたときに体が緊張したように固まる「筋固縮」もパーキンソン病の特徴的な症状の一つです。
パーキンソン病の症状の一つに「すくみ足」というものがあります。これは歩き出しの足が出にくく、小刻みな歩様になってしまうのが特徴です。
パーキンソン病の特徴をしっかり覚えておきましょう。
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06
パーキンソン病には、解説にあるような特徴的な症状が見られます。認知症の症状と併せてよく出題されますので、違いをおさえておくようにしましょう。
不適切です。小脳ではなく、中脳の異常です。
不適切です。脳内のドーパミンが減少して発症します。
適切です。他に、動こうとした時に足が出にくくなるといった症状が見られます。
適切です。身体をスムーズに動かしにくいといった症状が見られます。
不適切です。小刻み歩行やすり足といった特徴があります。
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