社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
低所得者に対する支援と生活保護制度 問1

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問題

社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 低所得者に対する支援と生活保護制度 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

「生活保護の被保護者調査(令和2年度(月次調査確定値))」(厚生労働省)に示された生活保護の動向に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 保護率(人口百人当)は、16.3%である。
  • 1か月平均の被保護実人員数は、約20万人である。
  • 保護の種類別に扶助人員をみると、「医療扶助」が最も多い。
  • 保護開始世帯の主な理由別構成割合をみると、「貯金等の減少・喪失」が最も多い。
  • 保護廃止世帯の主な理由別構成割合をみると、「働きによる収入の増加・取得・働き手の転入」が最も多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

生活保護制度の保護者数や保護率、保護の種別、保護の開始理由などの基本的事項について概ねの数字や最も多い理由は最低限、記憶しておきましょう。

選択肢1. 保護率(人口百人当)は、16.3%である。

保護率(人口百人当)は1.63%です。

選択肢2. 1か月平均の被保護実人員数は、約20万人である。

1か月平均の被保護実人員数は、約 200 万人です。

選択肢3. 保護の種類別に扶助人員をみると、「医療扶助」が最も多い。

保護の種類別の扶助人員が最も多いのは生活扶助です。医療扶助が最も多いのは、扶助額です。

選択肢4. 保護開始世帯の主な理由別構成割合をみると、「貯金等の減少・喪失」が最も多い。

保護の開始理由で最も多いのは、「貯金等の減少・喪失」です。

選択肢5. 保護廃止世帯の主な理由別構成割合をみると、「働きによる収入の増加・取得・働き手の転入」が最も多い。

保護の廃止理由で最も多いのは「死亡」です。

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02

生活保護に関する数値と生活保護世帯の理由について問われています。厚生労働省から出されている最新のデータをおさえておくようにしましょう。

選択肢1. 保護率(人口百人当)は、16.3%である。

不適切です。1.63%が適切です。

選択肢2. 1か月平均の被保護実人員数は、約20万人である。

不適切です。205万人が適切です。

選択肢3. 保護の種類別に扶助人員をみると、「医療扶助」が最も多い。

不適切です。生活扶助が適切です。

選択肢4. 保護開始世帯の主な理由別構成割合をみると、「貯金等の減少・喪失」が最も多い。

適切です。その他、「傷病による」や「働きによる収入の減少・喪失」といった理由があります。

選択肢5. 保護廃止世帯の主な理由別構成割合をみると、「働きによる収入の増加・取得・働き手の転入」が最も多い。

不適切です。「死亡」が主な理由となっています。

参考になった数10

03

生活保護受給者の人数や内訳などを問われる問題は頻出問題となっています。

選択肢1. 保護率(人口百人当)は、16.3%である。

✕ 生活保護の保護率は1.63%となっています。

選択肢2. 1か月平均の被保護実人員数は、約20万人である。

✕ 1か月平均の被保護実人員数は、200万人を超えています。

選択肢3. 保護の種類別に扶助人員をみると、「医療扶助」が最も多い。

✕ 保護の種類で扶助人員が一番多いのは「生活扶助」です。

選択肢4. 保護開始世帯の主な理由別構成割合をみると、「貯金等の減少・喪失」が最も多い。

〇 選択肢の通りです。

選択肢5. 保護廃止世帯の主な理由別構成割合をみると、「働きによる収入の増加・取得・働き手の転入」が最も多い。

✕ 保護廃止世帯の主な理由は「死別」です。

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