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社会福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 相談援助の理論と方法 問2

問題

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ソーシャルワークのアプローチに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
行動変容アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促す。
   2 .
問題解決アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とする。
   3 .
実存主義アプローチでは、その接触段階で、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされる。
   4 .
ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。
   5 .
機能的アプローチでは、ターゲット問題を明確化し、クライエントが優先順位をつけ、短期処遇を目指す。
( 社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 相談援助の理論と方法 問2 )
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この過去問の解説 (4件)

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ソ−シャルワークのアプローチ方法の主なものを整理しておきましょう。

選択肢1. 行動変容アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促す。

行動変容アプローチでは、学習療法を活用し問題行動の変容に働きかけていきます。

選択肢2. 問題解決アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とする。

問題解決アプローチでは、クライエントの動機づけ、能力、機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされます。

選択肢3. 実存主義アプローチでは、その接触段階で、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされる。

実存主義アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促します。

選択肢4. ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。

ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促していきます。

選択肢5. 機能的アプローチでは、ターゲット問題を明確化し、クライエントが優先順位をつけ、短期処遇を目指す。

機能的アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とします。

付箋メモを残すことが出来ます。
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ソーシャルワークのアプローチ法は、医学モデル→生活モデル→ストレングスモデルという展開を経て、その種類は10を超える形となっています。各アプローチ法の内容について概観しておきましょう。

選択肢1. 行動変容アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促す。

適切ではありません。行動変容アプローチは、原因や動機に焦点をあてず、行動そのものに焦点をあてて、その行動の変容を目標にアプローチする方法です。アプローチの基礎には学習理論があります。

選択肢2. 問題解決アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とする。

適切ではありません。問題解決アプローチは、クライエントが持っている問題解決能力を重視し、問題を部分化して対処します。提唱者パールマンの「4つのP」(「Problem」「Person」「Place」「Process」)が有名です。

選択肢3. 実存主義アプローチでは、その接触段階で、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされる。

適切ではありません。実存主義アプローチとは、疎外感のあるクライエントに対して、気づきを与え他者とのつながりを認識することで疎外感からの解放を目指すアプローチ法です。

選択肢4. ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。

適切です。記述の通りです。ホワイトとエプストンが提唱されました。

選択肢5. 機能的アプローチでは、ターゲット問題を明確化し、クライエントが優先順位をつけ、短期処遇を目指す。

適切ではありません。機能的アプローチとは、機能主義アプローチとも呼ばれ、ソーシャルワーカーの所属機関の機能を活用して、クライエントの力で問題解決できるよう支援するアプローチ法です。

0

ソーシャルワークのアプローチに関する各選択肢の記述を確認していきます。

選択肢1. 行動変容アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促す。

不正解です。

行動変容アプローチでは、クライエントの行動そのものを変化させようとするアプローチです。

例えば、問題行動を減らしたり、望ましい行動が増やせるようにアプローチします。

選択肢2. 問題解決アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とする。

不正解です。

問題解決アプローチとは、クライエント自身が問題を理解し、自ら解決できるように援助するアプローチです。

選択肢3. 実存主義アプローチでは、その接触段階で、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされる。

不正解です。

実存主義アプローチとは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促すアプローチです。

選択肢4. ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。

正解です。

選択肢の説明文の通りです。

選択肢5. 機能的アプローチでは、ターゲット問題を明確化し、クライエントが優先順位をつけ、短期処遇を目指す。

不正解です。

機能的アプローチとは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とするアプローチです。

0

正解は「ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。」です。

ソーシャルワークのアプローチは現時点で15種類ありますが、歴史の流れに沿ってそれぞれの特徴を確認しておきましょう。

選択肢1. 行動変容アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促す。

❌ 行動変容アプローチは、トーマスが提唱した、原因や動機に焦点をあてず、問題行動そのものに焦点をあて、その行動の変容を目標とします。

選択肢2. 問題解決アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とする。

❌ 問題解決アプローチでは、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされます。

選択肢3. 実存主義アプローチでは、その接触段階で、クライエントの動機づけ・能力・機会についてのソーシャルワーカーからの探求がなされる。

❌ 実存主義アプローチでは、クライエントの主体的な意思決定や自己選択が重視され、自分の行動と決定によって生きる意味を見いだすことを促します。

選択肢4. ナラティヴアプローチでは、クライエントのドミナントストーリーを変容させることを目指し、オルタナティヴストーリーを作り上げ、人生を再構築するよう促す。

⭕️ ナラティヴアプローチの適切な説明です。

選択肢5. 機能的アプローチでは、ターゲット問題を明確化し、クライエントが優先順位をつけ、短期処遇を目指す。

❌ 機能的アプローチでは、クライエントのニーズを機関の機能との関係で明確化し、援助過程の中で、社会的機能を高めるための力の解放を焦点とします。

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