社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
相談援助の理論と方法 問14

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問題

社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 相談援助の理論と方法 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャルワークにおけるグループワークに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • グループワークとは、複数の人を対象に行う集団面接のことである。
  • グループの開始期において、ソーシャルワーカーはグループの外から見守る。
  • グループワークでは、「今、ここで」が大切なので、事前準備は控える。
  • グループワークにおけるプログラム活動の実施は、手段ではなく目的である。
  • グループワークは、個々のメンバーの社会的に機能する力を高めるために行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

ソーシャルワークにおけるグループワークに関して問われた問題です。

選択肢1. グループワークとは、複数の人を対象に行う集団面接のことである。

グループワークでは、グループメンバー間の相互作用が重要になります。集団面接とは異なります。

選択肢2. グループの開始期において、ソーシャルワーカーはグループの外から見守る。

ソーシャルワーカーもグループに入り展開していきます。

選択肢3. グループワークでは、「今、ここで」が大切なので、事前準備は控える。

グループワークでは、事前準備も大切です。

選択肢4. グループワークにおけるプログラム活動の実施は、手段ではなく目的である。

グループワークにおけるプログラム活動の実施は、手段です。

選択肢5. グループワークは、個々のメンバーの社会的に機能する力を高めるために行う。

その通りです。

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02

ソーシャルワークにおけるグループワークとは、その名の通り、課題解決のためにグループで話し合ったり、感情をはき出したりしながら、グループの利点を活かし、個人やグループの成長をはかるものです。セツルメントが源流といわれています。

選択肢1. グループワークとは、複数の人を対象に行う集団面接のことである。

適切ではありません。グループによる活動であり、グループ構成員間での相互作用を前提とする点で、集団面接とは異なると考えます。

選択肢2. グループの開始期において、ソーシャルワーカーはグループの外から見守る。

適切ではありません。グループの開始期においては、ソーシャルワーカーが、自身の役割やグループのルールを説明します。

選択肢3. グループワークでは、「今、ここで」が大切なので、事前準備は控える。

適切ではありません。「波長合わせ」と呼ばれる事前準備を行います。「波長合わせ」とは、ソーシャルワーカーが、グループ構成員の思い・感情・不安などをあらかじめ理解しておくこととされています。

選択肢4. グループワークにおけるプログラム活動の実施は、手段ではなく目的である。

適切ではありません。グループワークにおけるプログラム活動の実施は、目的ではなく手段です。

選択肢5. グループワークは、個々のメンバーの社会的に機能する力を高めるために行う。

適切です。記述の通りです。グループワークは、教育的機能をもっています。

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03

ソーシャルワークにおけるグループワークの定義と目的について正確に把握したうえで、実施するうえでソーシャルワーカーの役割についても整理しておきましょう。

選択肢1. グループワークとは、複数の人を対象に行う集団面接のことである。

グループワークは、集団によるメンバーの課題を解決するため行います。集団面接は、グループインタビューといいます。

選択肢2. グループの開始期において、ソーシャルワーカーはグループの外から見守る。

グループの開始期には、円滑なグループワークができるように、ソーシャルワーカーが中に入って行う役割はさまざまあります。

選択肢3. グループワークでは、「今、ここで」が大切なので、事前準備は控える。

事前準備期には、ソーシャルワーカーが行うべきことはさまざまあります。

選択肢4. グループワークにおけるプログラム活動の実施は、手段ではなく目的である。

プログラム活動の実施は、課題解決のための手段となります。

選択肢5. グループワークは、個々のメンバーの社会的に機能する力を高めるために行う。

グループワークは、個々のメンバーの社会的に機能する力を高めるために行うものです。

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