社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問17 (社会理論と社会システム 問3)
問題文
次のうち、人々が社会状況について誤った認識をし、その認識に基づいて行動することで、結果としてその認識どおりの状況が実現してしまうことを指す概念として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問17(社会理論と社会システム 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、人々が社会状況について誤った認識をし、その認識に基づいて行動することで、結果としてその認識どおりの状況が実現してしまうことを指す概念として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 予言の自己成就
- 創発特性
- 複雑性の縮減
- ホメオスタシス
- 逆機能
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この過去問の解説 (2件)
01
社会状況の認識の概念について整理しておきましょう。
予言の自己成就は、人々が社会状況について誤った認識をし、その認識に基づいて行動することで、結果としてその認識どおりの状況が実現してしまうことを指す概念を言います。
創発特性とは、システムの複数の要素が交じり合い、元の要素にはないような新しい特性が作り上げられることを言います。
複雑性の縮減とは、本来は選択することができる可能性が無限に存在している複雑なものであっても、目的などのために選択が制限される状況を言います。
システム論におけるホメオスタシスとは、システムが恒常性を保持しようと働くことを言います。
システム論における逆機能とは、システムがうまく機能しないことを言います。
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02
シンプルに整理し、選択肢を当てはめて選んでいきましょう。
誤った認識→行動する→誤った認識どおり実現する
〇
誤った認識(予言)→認識通り実現する(自己成就)
×
システム全体に宿る性質です。
×
社会の複雑さを制限する働きや秩序を維持する働きです。
×
変化しない(恒常性)です。
×
マイナスに働くことです。
プラスに働くこと=順機能
問題をシンプルに整理することで正解を見出すことができます。
試験時間の兼ね合いもありますが、可能な限り解くようにしていきましょう。
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