社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
社会調査の基礎 問5
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 社会調査の基礎 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
尺度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 比例尺度では、平均値を算出することができる。
- 順序尺度で測定した1と2の差と、3と4の差の等間隔性は担保されている。
- 名義尺度で測定した変数は、中央値を求めることができる。
- 間隔尺度では、測定値の間隔が数値として意味をもつことはない。
- 名義尺度、間隔尺度、順序尺度、比例尺度の順で、尺度としての水準が高い。
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この過去問の解説 (1件)
01
統計における尺度には、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度の4つの種類があります。
意味のある平均値を算出できるのは、間隔尺度と比例尺度です。
名義尺度(あり・なしなど)と順序尺度(満足度調査など)では、平均値に意味を持たせることができません。
1と2の差、3と4の差の等間隔性が担保されているのは、間隔尺度(気温など)と比例尺度(テストの点数など)です。
間隔尺度と比例尺度の違いは、間隔尺度には絶対的なゼロがない(マイナス値がある)ことに対し、比例尺度は絶対的なゼロがある(マイナス値が存在しない)点です。
順序尺度では、数値の大きさのみ意味があり、差の等間隔性はありません。
中央値を求められるのは、順序尺度、間隔尺度、比例尺度になります。名義尺度では中央値を求めることはできません。
間隔尺度では、測定値の間隔が数値として意味を持ちます。
名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度の順で、尺度の情報量が多いとされます。
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