社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
社会調査の基礎 問6

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 社会調査の基礎 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

調査手法としての面接法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 構造化面接では、対象者に語りたいことを自由に話してもらうことが重要である。
  • 非構造化面接では、調査者は事前に10項目以上の質問項目と質問の順番を設定し、その順番どおりに質問していく必要がある。
  • 半構造化面接では、インタビューのおおむね半分程度の時間を、質問内容や質問の順番などが詳細に決められた質問紙によって面接が進められる。
  • 面接調査では、表情や身振りといった非言語表現も重視する。
  • グループ・インタビューの調査者は、対象者同士の会話を促さないようにする。

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この過去問の解説 (1件)

01

面接法の中の調査的面接法には、構造化面接法、非構造化面接法、半構造化面接法の3つの方法があります。それぞれの方法について整理しておきましょう。

 

選択肢1. 構造化面接では、対象者に語りたいことを自由に話してもらうことが重要である。

構造化面接の構造化とは、質問内容があらかじめ決まっていることを言います。語りたいことを自由に話してもらうことが重要なのは、非構造化面接です。

選択肢2. 非構造化面接では、調査者は事前に10項目以上の質問項目と質問の順番を設定し、その順番どおりに質問していく必要がある。

調査者が、事前に10 項目以上の質問項目と質問の順番を設定して、その順番どおりに質問していく必要があるのは構造化面接です。

選択肢3. 半構造化面接では、インタビューのおおむね半分程度の時間を、質問内容や質問の順番などが詳細に決められた質問紙によって面接が進められる。

半構造化面接は、質問内容はおおむねの枠組みを決めておき、その流れにおいて自由に語ってもらいます。

選択肢4. 面接調査では、表情や身振りといった非言語表現も重視する。

面接調査では、調査対象者の語る言葉だけではなく、表情や身振りなども重視することが必要です。

選択肢5. グループ・インタビューの調査者は、対象者同士の会話を促さないようにする。

グループでインタビューを行う場合、集団力学による相互作用を期待することがあります。

他のメンバーの発言が一人では気づかない点に気づかせることにあり、相互作用を促進することが重要です。 

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