社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の基盤と専門職 問2

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の基盤と専門職 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、福祉事務所に勤務するK職員(社会福祉士)が取り組む様々な対応のうち、メゾレベルの対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
L民生委員は、Mさん(45歳)の件で市の福祉事務所を訪れ、Kに相談をした。Mさんは勤め先を3年前に人員整理で解雇されてからは仕事をせず、親が残してくれた自宅で一人、昼夜逆転の生活をしているとのことであった。現時点では、Mさんには緊急の要保護性は感じられないが、仕事をしておらず、生活費が底をつく心配がある。Mさんは「今すぐに仕事をする自信はないが、今後に備えて相談をしたい」と望んでおり、Mさんの了解のもとに相談に訪れたとのことであった。

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この過去問の解説 (1件)

01

社会福祉士が行うべき対応には、ミクロレベル、メゾレベル、マクロレベルの対応の3つがあります。

 

選択肢1. 中高年を対象とする就労支援制度の課題を、所属機関を通して国に提示する。

中高年を対象にした就労支援制度の課題を、機関を通じて国に提案するのはマクロレベルの対応です。

選択肢2. 相談意欲のあるMさんと相談援助の関係を樹立する。

相談意欲のあるMさんとの相談援助関係の構築は、ミクロレベルの対応です。

選択肢3. Mさんに対して、生活費を確保するために、不動産担保型生活資金を検討するよう勧める。

Mさんに対して生活費の確保のために不動産担保型生活資金の検討を勧めるのは、ミクロレベルの対応です。

選択肢4. 市内の事業所に対して、Mさんのような中高年者が利用可能な自立相談支援に関する事業の実施状況の情報を収集する。

市内の事業所に対して中高年者向けの自立相談支援事業の実施状況を調べるのはメゾレベルの対応です。

選択肢5. L民生委員からの情報をもとに、同様の事例に関する今後の支援について、所内で検討する。

L民生委員からの情報を基に、今後の支援について所内で検討するのはメゾレベルの対応です。

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