社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の基盤と専門職 問4

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の基盤と専門職 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

障害者の自立生活運動に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
  • 当事者が人の手を借りずに、可能な限り自分のことは自分ですることを提起している。
  • ピアカウンセリングを重視している。
  • 施設において、管理的な保護のもとでの生活ができることを支持している。
  • 当事者の自己決定権の行使を提起している。
  • 危険に挑む選択に対して、指導し、抑止することを重視している。

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この過去問の解説 (1件)

01

障害者の自立生活運動の意義とその特徴について整理しておきましょう。

 

選択肢1. 当事者が人の手を借りずに、可能な限り自分のことは自分ですることを提起している。

障害者の自立生活運動は、重度障害者であるロバーツさんがカリフォルニア大学バークレー校で行った運動が始まりで、たとえ障害があったとしても、自立生活を送る権利を持つことを主張した運動です。

選択肢2. ピアカウンセリングを重視している。

 ピアカウンセリングとは、同じ悩みを持つ仲間(ピア)が問題解決を支援するものです。

選択肢3. 施設において、管理的な保護のもとでの生活ができることを支持している。

自立生活運動は施設等において、管理的に保護されて生活するのではなく、地域での自立した生活を目指す活動です。

選択肢4. 当事者の自己決定権の行使を提起している。

自立生活運動の自立の概念は、「自己決定できる」ことを指します。

選択肢5. 危険に挑む選択に対して、指導し、抑止することを重視している。

自立生活運動の自立生活は、施設生活や親からの庇護を離れて生活することです。その過程では危険に合うこともありますが、抑止するのではなく、ピアカウンセリングなどでサポートを行います。

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