社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の基盤と専門職 問6

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の基盤と専門職 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、X小学校に配置されているAスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)が、Bさんの意思を尊重することに対する倫理的ジレンマとして、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
Aは、2学期に入ったある日、暗い顔をしているBさん(小学5年生)に声をかけた。Bさんは、初めは何も語らなかったが、一部の同級生からいじめを受けていることを少しずつ話し出した。そして、「今話していることが知られたら、ますますいじめられるようになり、学校にいづらくなる。いじめられていることは、自分が我慢すればよいので、他の人には言わないで欲しい」と思いつめたような表情で話した。
  • クライエントの保護に関する責任
  • 別の小学校に配置されているスクールソーシャルワーカーに報告する責任
  • 学校に報告する責任
  • 保護者会に報告する責任
  • いじめている子の保護者に対する責任

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この過去問の解説 (1件)

01

倫理的ジレンマとは、微妙な倫理的な価値の対立が生まれることを指し、社会福祉士として直面した際には意思決定することを求められます。

 

選択肢1. クライエントの保護に関する責任

Bさんがいじめられていることを知りながらその情報を秘密にすることは、クライエントの保護に関する責任とのジレンマを生じます。

選択肢2. 別の小学校に配置されているスクールソーシャルワーカーに報告する責任

スクールソーシャルワーカー(SSW)が報告すべきなのは学校であり、他の学校に配置されているSSWへの報告は必要ありません。

選択肢3. 学校に報告する責任

Bさんから得た情報を学校に報告すべきですが、Bさんの意思を尊重することで倫理的ジレンマが生じます。

選択肢4. 保護者会に報告する責任

スクールソーシャルワーカーが報告するべきは学校であり、保護者会への報告は学校の役割です。

選択肢5. いじめている子の保護者に対する責任

いじめている子の保護者への対応は学校の責任です。

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