社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の基盤と専門職 問7

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の基盤と専門職 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例の場面において、複数のシステムの相互作用をもたらすシュワルツ(Schwartz, W.)の媒介機能を意図した支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
自閉傾向のあるCさん(10歳)の母親が、市の子育て支援課の窓口に久しぶりに相談に来た。D相談員(社会福祉士)がCさんについて、この間の様子を聞いたところ、言語的なコミュニケーションは少ないが、最近は絵を描くことが好きになってきたとのことであった。

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この過去問の解説 (1件)

01

シュワルツ(Schwartz, W.)は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係にあるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視しました。

 

選択肢1. 次回面接では親子で来所することと、Cさんの描いた絵を持ってくるよう依頼した。

Cさんが描いた絵を持参するよう依頼する目的は、D相談員による支援の一環であり、処遇的機能に当たります。

選択肢2. 親子で共通する話題や目的をつくるために、市主催のアートコンクールに出展する絵を描くよう勧めた。

親子で共通の話題や目的を持つために絵を描くよう勧めるのは教育的機能です。

選択肢3. 絵によるコミュニケーションカードを親子で作成し、日常生活で使うよう勧めた。

親子で使用するためにコミュニケーションカードを作成し、活用を勧めるのも教育的機能です。

選択肢4. 市内にある大きな文房具店を紹介し、親子で一緒に絵を描く道具を見に行くことを勧めた。

市内の大規模文房具店を紹介するのは媒介機能に近いですが、媒介機能は相互作用モデルに基づいています。

選択肢5. 障害児と親が活発に参加している絵画サークルに親子で参加し、児童や親達と交流することを勧めた。

障害児と親が参加している絵画サークルに親子で参加し、児童や親たちと交流することを勧めるのは、相互作用モデルに基づく媒介機能です。

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