社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問9

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャルワークの援助関係に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 共感的理解とは、クライエントの世界を、あたかもソーシャルワーカーも体験したかのように理解することである。
  • 目的志向性とは、クライエントを意図的に導くことにより、ソーシャルワーカーの自己覚知を促進することである。
  • パターナリズムとは、ソーシャルワーカーの権威と自由裁量を否定し、対等な立場を重視した援助関係のことである。
  • 受容とは、クライエントの逸脱した態度や行動に対しても、同調した上で、それを許容することである。
  • ソーシャルワーカーの自己開示とは、クライエントの行動や感情における矛盾を指摘することである。

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この過去問の解説 (1件)

01

ソーシャルワークの援助関係におけるキーワードとなる、共感、受容、自己開示などの定義を記憶しておきましょう。

選択肢1. 共感的理解とは、クライエントの世界を、あたかもソーシャルワーカーも体験したかのように理解することである。

 共感的理解とは、ソーシャルワーカーがクライエントの世界を自身も体験したかのように理解することです。

選択肢2. 目的志向性とは、クライエントを意図的に導くことにより、ソーシャルワーカーの自己覚知を促進することである。

目的志向性とは、ワーカーの価値観に沿ってクライエントを導くことを指し、自己覚知が必要です。

選択肢3. パターナリズムとは、ソーシャルワーカーの権威と自由裁量を否定し、対等な立場を重視した援助関係のことである。

パターナリズムとは、クライエントの意思に関係なく本人に代わって判断することです。

選択肢4. 受容とは、クライエントの逸脱した態度や行動に対しても、同調した上で、それを許容することである。

受容は大切ですが、すべてを受け入れる必要はありません。

選択肢5. ソーシャルワーカーの自己開示とは、クライエントの行動や感情における矛盾を指摘することである。

ソーシャルワーカーの自己開示は自分をクライエントに伝えることを指し、矛盾を指摘することは対決の技法です。

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