社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問108 (相談援助の理論と方法 問11)

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問108(相談援助の理論と方法 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

ロスマン(Rothman, J.)が1960年代に提唱したコミュニティ・オーガニゼーション実践のモデルに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 組織化モデルとは、住民の地域生活支援を目標として、当事者の個別支援と連動させて、地域の生活基盤の整備に向けた地域支援を展開する方法である。
  • 小地域開発モデルとは、不利な立場に置かれた人々が直面する状況を自らの力では変革できない時に、同じ問題意識を共有する人々と連帯し、権力構造に対して政治的に働きかける方法である。
  • 社会計画モデルとは、住民や当事者が求めるサービスや資源の提供を達成するために地域のニーズを調査して、サービス提供機関間の調整を図る方法である。
  • ソーシャルアクションモデルとは、地域が求める目標を達成するために、サービス提供機関が地域の資源を利用して活動を推進する方法である。
  • 統合モデルとは、地方自治体による政策実践と、福祉施設等における運営管理実践を一体のものとして、地域を変革することを主たる目標とする方法である。

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この過去問の解説 (3件)

01

ロスマンが提唱したコミュニティ・オーガニゼーション実践のモデルの「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」の内容について整理しておきましょう。

選択肢1. 組織化モデルとは、住民の地域生活支援を目標として、当事者の個別支援と連動させて、地域の生活基盤の整備に向けた地域支援を展開する方法である。

ロスマンのモデルには「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」があります。

選択肢2. 小地域開発モデルとは、不利な立場に置かれた人々が直面する状況を自らの力では変革できない時に、同じ問題意識を共有する人々と連帯し、権力構造に対して政治的に働きかける方法である。

小地域開発モデルは住民参加を重視した方法です。

選択肢3. 社会計画モデルとは、住民や当事者が求めるサービスや資源の提供を達成するために地域のニーズを調査して、サービス提供機関間の調整を図る方法である。

社会計画モデルは、地域ニーズの調査とサービス機関間の調整を行う方法です。

選択肢4. ソーシャルアクションモデルとは、地域が求める目標を達成するために、サービス提供機関が地域の資源を利用して活動を推進する方法である。

ソーシャルアクションモデルは不利な立場の人が状況を変革できない場合に権力構造に働きかける方法です。

選択肢5. 統合モデルとは、地方自治体による政策実践と、福祉施設等における運営管理実践を一体のものとして、地域を変革することを主たる目標とする方法である。

統合モデル(統合化説)は、ロスが提唱したモデルですが、ロスのモデルは、地域の問題を住民相互の連帯で解決する点を重視しています。

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02

ロスマンはコミュニティオーガニゼーションを「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」の3つに分類しました。

選択肢1. 組織化モデルとは、住民の地域生活支援を目標として、当事者の個別支援と連動させて、地域の生活基盤の整備に向けた地域支援を展開する方法である。

✕ 組織化モデルはロスマンが提唱したものではありません。

選択肢2. 小地域開発モデルとは、不利な立場に置かれた人々が直面する状況を自らの力では変革できない時に、同じ問題意識を共有する人々と連帯し、権力構造に対して政治的に働きかける方法である。

✕ 選択肢の内容はソーシャルアクションモデルの説明となっています。

選択肢3. 社会計画モデルとは、住民や当事者が求めるサービスや資源の提供を達成するために地域のニーズを調査して、サービス提供機関間の調整を図る方法である。

〇 社会計画モデルでは、地域で起きている問題や地域ニーズを、行政や専門職などが調査した上で、必要な社会資源を必要な場所に調整し割り振るために、計画を立てるという手法を取ります。

選択肢4. ソーシャルアクションモデルとは、地域が求める目標を達成するために、サービス提供機関が地域の資源を利用して活動を推進する方法である。

✕ ソーシャルアクションモデルでは、サービス提供機関が問題に取り組むのではなく、不利な立場に置かれた人自身が連携し、政治的に働きかける方法を取ります。

選択肢5. 統合モデルとは、地方自治体による政策実践と、福祉施設等における運営管理実践を一体のものとして、地域を変革することを主たる目標とする方法である。

✕ 統合モデルを提唱したのはロスです。

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03

ロスマン(Rothman, J.)が1960年代に提唱したコミュニティ・オーガニゼーションのモデルに関する問題です。

選択肢1. 組織化モデルとは、住民の地域生活支援を目標として、当事者の個別支援と連動させて、地域の生活基盤の整備に向けた地域支援を展開する方法である。

×

ロスマンは「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」の3つを提唱しました。

選択肢の組織化モデルは3つのモデルに含まれていません。

選択肢2. 小地域開発モデルとは、不利な立場に置かれた人々が直面する状況を自らの力では変革できない時に、同じ問題意識を共有する人々と連帯し、権力構造に対して政治的に働きかける方法である。

×

選択肢の内容はソーシャルアクションモデルの内容を説明したものになります。

選択肢3. 社会計画モデルとは、住民や当事者が求めるサービスや資源の提供を達成するために地域のニーズを調査して、サービス提供機関間の調整を図る方法である。

社会計画モデルは社会問題を技術的な問題解決手法を用いて解決しようとするもので、有限の社会資源を効率的に配分することを目的としています。

選択肢4. ソーシャルアクションモデルとは、地域が求める目標を達成するために、サービス提供機関が地域の資源を利用して活動を推進する方法である。

×

ソーシャルアクションモデルとは地域社会の中で不利な立場にある人々が、自らの問題点を明確にして、明らかになった問題点を解決するためのモデルです。

地域社会に不平等を改善するために制度の改善や廃止を実践し、地域社会における権力構造の再編を援助するという内容です。

選択肢5. 統合モデルとは、地方自治体による政策実践と、福祉施設等における運営管理実践を一体のものとして、地域を変革することを主たる目標とする方法である。

×

ロスマンは「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」の3つを提唱しました。

選択肢の統合モデルはロスマンの3つのモデルに含まれていません。

まとめ

ロスマンのコミュニティ・オーガニゼーションの3つのモデルについて整理しておきましょう。

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