社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問11
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
ロスマン(Rothman, J.)が1960年代に提唱したコミュニティ・オーガニゼーション実践のモデルに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 組織化モデルとは、住民の地域生活支援を目標として、当事者の個別支援と連動させて、地域の生活基盤の整備に向けた地域支援を展開する方法である。
- 小地域開発モデルとは、不利な立場に置かれた人々が直面する状況を自らの力では変革できない時に、同じ問題意識を共有する人々と連帯し、権力構造に対して政治的に働きかける方法である。
- 社会計画モデルとは、住民や当事者が求めるサービスや資源の提供を達成するために地域のニーズを調査して、サービス提供機関間の調整を図る方法である。
- ソーシャルアクションモデルとは、地域が求める目標を達成するために、サービス提供機関が地域の資源を利用して活動を推進する方法である。
- 統合モデルとは、地方自治体による政策実践と、福祉施設等における運営管理実践を一体のものとして、地域を変革することを主たる目標とする方法である。
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この過去問の解説 (1件)
01
ロスマンが提唱したコミュニティ・オーガニゼーション実践のモデルの「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」の内容について整理しておきましょう。
ロスマンのモデルには「小地域開発モデル」「社会計画モデル」「ソーシャルアクションモデル」があります。
小地域開発モデルは住民参加を重視した方法です。
社会計画モデルは、地域ニーズの調査とサービス機関間の調整を行う方法です。
ソーシャルアクションモデルは不利な立場の人が状況を変革できない場合に権力構造に働きかける方法です。
統合モデル(統合化説)は、ロスが提唱したモデルですが、ロスのモデルは、地域の問題を住民相互の連帯で解決する点を重視しています。
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