社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問12

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

グループワークに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • グループの発達過程は、メンバー間の関係の変化に影響を受ける。
  • 波長合わせとは、メンバー間の親しい接触を通して、お互いに刺激し、影響し合うことである。
  • グループメンバー間の暗黙の葛藤に対しては、それが表面化しないように働きかける。
  • プログラム活動では、全員が同じ動きを行うことを優先するように求める。
  • 終結期には、メンバー間の感情の表出や分かち合いを避ける。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

グループワークは、ソーシャルワークの専門技法の一つです。グループの活動の参加においてメンバー間の相互の影響を受ける過程における変化について整理しておきましょう。

選択肢1. グループの発達過程は、メンバー間の関係の変化に影響を受ける。

グループの発展過程は、グループの形成から終了に至るまでの、グループダイナミクスを伴う関係性の変化のプロセスを指します。メンバー間の相互関係の変化に影響を受けるのが特徴です。

選択肢2. 波長合わせとは、メンバー間の親しい接触を通して、お互いに刺激し、影響し合うことである。

波長合わせは、クライエントのニーズをワーカーが把握するために準備段階で行うもので、開始期や作業期ではありません。

選択肢3. グループメンバー間の暗黙の葛藤に対しては、それが表面化しないように働きかける。

メンバー間の暗黙の対立には、お互いを理解するためのエネルギーが隠れているため、メンバーの成長にとって重要であり、避けるべきではありません。

選択肢4. プログラム活動では、全員が同じ動きを行うことを優先するように求める。

グループワークは集団を活用する援助の一環で、メンバーそれぞれが個別の問題解決に参加します。そのため、参加方法が同一である必要はなく、メンバーの能力や課題に応じた参加が求められます。

選択肢5. 終結期には、メンバー間の感情の表出や分かち合いを避ける。

グループの終結期には、メンバーが体験を振り返り、感情を共有し、次のステップに進むよう支援する移行期とも呼ばれる段階があります。

参考になった数0