社会福祉士 過去問
第37回（令和6年度）
問5 (医学概論 問5)

〇　市中肺炎とは、通常の日常生活を送っている健康な人が発症する肺炎の事を言います。

✕　誤嚥性肺炎は、嚥下機能が低下する事により、食物と一緒に細菌を取り込んでしまう事が発症の原因となります。嚥下機能の低下は疾病や加齢によって生じるため、若年者よりも高齢者によく見られます。

✕　口腔ケアを行う事で、口腔内の清潔が保たれます。口腔内の細菌が体内に取り込まれる事で肺炎の発症に繋がるため、口腔ケアの実施は肺炎の防止に必要な行為です。

✕　経皮的酸素飽和度とは、血液中に存在するヘモグロビンと酸素が結合している数値を表しています。肺炎になると低酸素状態となるため、経皮的酸素飽和度は低下します。

✕　肺炎の診断をする際には、レントゲン検査や血液検査などの方法が用いられます。検査によって、炎症反応の増加やレントゲン上で肺が白くなるなどの症状を、総合的に判断した結果で肺炎と診断されるため、発熱が見られなくても肺炎と診断される場合があります。