社会福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問11 (心理学と心理的支援 問5)
問題文
事例を読んで、マイクロカウンセリングのかかわり行動や基本的傾聴技法に基づいた面接の最初の段階の応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
認知症のある親の介護について負担を感じている相談者が、地域包括支援センターを訪れ、社会福祉士が面接を行った。相談者は「何度も同じことを聞いてくるのでイライラして、つい強い口調で怒ってしまう」と訴えた。
〔事例〕
認知症のある親の介護について負担を感じている相談者が、地域包括支援センターを訪れ、社会福祉士が面接を行った。相談者は「何度も同じことを聞いてくるのでイライラして、つい強い口調で怒ってしまう」と訴えた。
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問題
社会福祉士試験 第37回(令和6年度) 問11(心理学と心理的支援 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、マイクロカウンセリングのかかわり行動や基本的傾聴技法に基づいた面接の最初の段階の応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
認知症のある親の介護について負担を感じている相談者が、地域包括支援センターを訪れ、社会福祉士が面接を行った。相談者は「何度も同じことを聞いてくるのでイライラして、つい強い口調で怒ってしまう」と訴えた。
〔事例〕
認知症のある親の介護について負担を感じている相談者が、地域包括支援センターを訪れ、社会福祉士が面接を行った。相談者は「何度も同じことを聞いてくるのでイライラして、つい強い口調で怒ってしまう」と訴えた。
- 「同じことを聞かれても、いつも初めてのように答えるといいですよ」
- 「それは適切な行動ではないですよね」
- 「私もあなたと同じような経験をしたので、あなたの気持ちがよくわかります」
- 「その状況について、もう少し詳しく話してもらえませんか」
- 「正確に記録したいので、ゆっくり話してもらえませんか」
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この過去問の解説 (1件)
01
本設問で挙げられているマイクロカウンセリング技法は「かかわり行動」「かかわり技法」「積極技法」「技法の統合」の4つの階層に分かれています。
✕ 本事例では、相談者の親に何度も同じ事を聞き返すという行動が見られており、相談者はそれに対してイライラしてしまっていると話しています。同じ話をされても初めて聞いたように対応したとしても、相談者の気持ちが解消される訳ではなく、相談者の親の症状が落ち着くとは限りません。根本的な問題解決にはいたっておらず、適切な返答とは言えません。
✕ 選択肢の内容は相談者の行動を否定する言葉かけであり、適切な内容とは言えません。
✕ 選択肢の内容はマイクロカウンセリング技法における、積極技法の段階の自己開示と呼ばれる技術を活用していると思われます。かかわり行動や基本的傾聴技法に基づいた対応とはいえません。
〇 選択肢の内容はクライエントの感情を表出できるような問い掛けをしており、かかわり行動に基づいた行動と言えます。
✕ 相手の感情や思いを聞く際には、相談者が話しやすいよう、相談者のペースで語ってもらうよう働きかける事が重要です。選択肢の内容は、支援者主体の声掛けとなっており、適切な内容とは言えません。
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