社会福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問76 (ソーシャルワークの理論と方法 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

社会福祉士試験 第37回(令和6年度) 問76(ソーシャルワークの理論と方法 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

コノプカ(Konopka, G.)の提唱したグループワークの原則に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
  • メンバー個々に新しい体験を付与することよりも、過去の体験を重視する。
  • 援助者が積極的にプログラムに参加し、メンバーの問題を解決する。
  • グループ活動のルールを決め、メンバーの成長を阻害する場合には制限を設ける。
  • メンバー個人の相違点、及び当該グループが他のグループとは違う特徴をもつグループであることを認識するために個別化を行う。
  • メンバー間の相互作用の中で生じる葛藤は、表面化しないように働きかける。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題にあるコノプカとはグループワークの14原則を提唱した人物となります。コノプカは小集団が持つ治療的機能に注目し、収容施設入所者、非行少年、情緒障害児に対する治療教育的グループワークを実用化しました。

選択肢1. メンバー個々に新しい体験を付与することよりも、過去の体験を重視する。

不適切。
メンバー個々に新しい体験を付与することを重視する必要があります。
 

選択肢2. 援助者が積極的にプログラムに参加し、メンバーの問題を解決する。

不適切。
グループワークの援助者は、グループの中心となるのではなく、グループ活動を支援しなければなりません。

選択肢3. グループ活動のルールを決め、メンバーの成長を阻害する場合には制限を設ける。

設問の通り。

選択肢4. メンバー個人の相違点、及び当該グループが他のグループとは違う特徴をもつグループであることを認識するために個別化を行う。

設問の通り。

それぞれの相違点を認識し、メンバーの個別化を行います。

選択肢5. メンバー間の相互作用の中で生じる葛藤は、表面化しないように働きかける。

不適切。
葛藤を避けるのではなく、活用することがグループワークとなります。

参考になった数3