社会福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問102 (貧困に対する支援 問6)
問題文
事例を読んで、退院を控えたAさんに対する福祉事務所の現業員(社会福祉士)の説明に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん(26歳)は、両親を早くに亡くし、児童養護施設に入所した。退所後は就職した会社の寮に入っていたが病気のため退職し、入院治療となった。収入は途絶え預貯金もなくなったため、生活保護を受けて療養していたところ、医師はそろそろ退院でき、後遺症も残らないという。Aさんは、退院後は地域で生活したいが、仕事や住まいに不安が大きいため、病院のソーシャルワーカーに相談したところ、現業員を交えて3人で話し合いをすることになった。
〔事例〕
Aさん(26歳)は、両親を早くに亡くし、児童養護施設に入所した。退所後は就職した会社の寮に入っていたが病気のため退職し、入院治療となった。収入は途絶え預貯金もなくなったため、生活保護を受けて療養していたところ、医師はそろそろ退院でき、後遺症も残らないという。Aさんは、退院後は地域で生活したいが、仕事や住まいに不安が大きいため、病院のソーシャルワーカーに相談したところ、現業員を交えて3人で話し合いをすることになった。
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問題
社会福祉士試験 第37回(令和6年度) 問102(貧困に対する支援 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、退院を控えたAさんに対する福祉事務所の現業員(社会福祉士)の説明に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん(26歳)は、両親を早くに亡くし、児童養護施設に入所した。退所後は就職した会社の寮に入っていたが病気のため退職し、入院治療となった。収入は途絶え預貯金もなくなったため、生活保護を受けて療養していたところ、医師はそろそろ退院でき、後遺症も残らないという。Aさんは、退院後は地域で生活したいが、仕事や住まいに不安が大きいため、病院のソーシャルワーカーに相談したところ、現業員を交えて3人で話し合いをすることになった。
〔事例〕
Aさん(26歳)は、両親を早くに亡くし、児童養護施設に入所した。退所後は就職した会社の寮に入っていたが病気のため退職し、入院治療となった。収入は途絶え預貯金もなくなったため、生活保護を受けて療養していたところ、医師はそろそろ退院でき、後遺症も残らないという。Aさんは、退院後は地域で生活したいが、仕事や住まいに不安が大きいため、病院のソーシャルワーカーに相談したところ、現業員を交えて3人で話し合いをすることになった。
- 「退院したら治療が必要なくなるので、医療扶助は廃止になります」
- 「アパートを借りる場合には、敷金や礼金が住宅扶助から支給されます」
- 「地域での生活が落ち着いてからハローワークに行ってはどうですか」
- 「退院後、救護施設に入るよう手続きをしておきます」
- 「退院後、しばらくは児童養護施設で生活できるように施設長にお願いしておきます」
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この過去問の解説 (1件)
01
生活保護法と児童福祉法の問題です。
生活保護は8種類の扶助があります。
①生活扶助 ②医療扶助 ③住宅扶助 ④教育扶助
⑤生業扶助 ⑥出産扶助 ⑦介護扶助 ⑧葬祭扶助
です。それぞれの役割を理解しましょう。
児童福祉法は、
令和6年(2024年)に改正されて、
児童養護施設による支援の年齢制限の撤廃など
大きな変化がありました。
時事的にも出題されやすいところなので
しっかりと把握と理解をしましょう。
×:誤りです。
医療扶助は入院だけでなく、
外来であっても適用されます。
○:正しいです。
住宅扶助には、各地域ごとに基準額や特別基準額があり、
敷金や礼金、短期火災保険料などは、
特別基準額の3倍の範囲内で支給が可能です。
○:正しいです。
まずは、地域生活が落ち着いてから、
就労に向けて活動をすることは、
就労準備性ピラミッドの観点から
正しいといえます。
×:誤りです。
救護施設は生活保護法38条第2項で
『救護施設は、身体上又は精神上著しい障害があるために
日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、
生活扶助を行うことを目的とする施設とする。』
と、されています。
Aさんは著しい障害があるわけではないので、
救護施設の入所は不適切です。
×:誤りです。
令和6年(2024年)4月1日から
改正児童福祉法により、
児童養護施設の年齢制限が撤廃されましたが、
一度措置解除になり、26歳となったAさんが
再入所することは不適切です。
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