社会福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問113 (ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 問5)
問題文
事例を読んで、A市社会福祉協議会がソーシャルワーク実践の対象としたシステムとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
A市社会福祉協議会では、市内の視覚障害者から、行政機関が発信する生活や災害に関する情報が十分に届いていないため困っているという相談が相次いだ。こうした中、A市社会福祉協議会は行政機関と視覚障害者をつなぐ情報伝達経路が不十分であり、その改善が必要であることをA市に要望した。それを受け、A市は視覚障害者への情報提供支援として、点字や音声による情報提供や広報を開始し、情報が広く行き届くようになった。
〔事例〕
A市社会福祉協議会では、市内の視覚障害者から、行政機関が発信する生活や災害に関する情報が十分に届いていないため困っているという相談が相次いだ。こうした中、A市社会福祉協議会は行政機関と視覚障害者をつなぐ情報伝達経路が不十分であり、その改善が必要であることをA市に要望した。それを受け、A市は視覚障害者への情報提供支援として、点字や音声による情報提供や広報を開始し、情報が広く行き届くようになった。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
社会福祉士試験 第37回(令和6年度) 問113(ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、A市社会福祉協議会がソーシャルワーク実践の対象としたシステムとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
A市社会福祉協議会では、市内の視覚障害者から、行政機関が発信する生活や災害に関する情報が十分に届いていないため困っているという相談が相次いだ。こうした中、A市社会福祉協議会は行政機関と視覚障害者をつなぐ情報伝達経路が不十分であり、その改善が必要であることをA市に要望した。それを受け、A市は視覚障害者への情報提供支援として、点字や音声による情報提供や広報を開始し、情報が広く行き届くようになった。
〔事例〕
A市社会福祉協議会では、市内の視覚障害者から、行政機関が発信する生活や災害に関する情報が十分に届いていないため困っているという相談が相次いだ。こうした中、A市社会福祉協議会は行政機関と視覚障害者をつなぐ情報伝達経路が不十分であり、その改善が必要であることをA市に要望した。それを受け、A市は視覚障害者への情報提供支援として、点字や音声による情報提供や広報を開始し、情報が広く行き届くようになった。
- ミクロシステムのみ
- メゾシステムのみ
- マクロシステムのみ
- ミクロシステムとメゾシステム
- ミクロシステムとマクロシステム
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
ソーシャルワークの介入システムの問題です。
以下の介入レベルを把握しましょう。
①マクロ : 国や制度そのものへの介入、働きかけ
②メゾ : 地域や学校などの複数のミクロシステム間の関係への介入や支援
③ミクロ : 個人への支援や介入
これに加えて
④エクソ : 外部の関係する機関や組織を通して支援する方法
(エクソとは外部という意味)
が加わる場合もあります。
×:誤りです。
個人に対する支援だけではないことは明らかです。
したがってミクロレベルのみとは言えません。
×:誤りです。
一見、市や社協がかかわっていることから、
メゾシステムが活用されていそうですが、
複数のミクロの連携への介入は、実はありません。
したがって、メゾシステムは発動していません。
×:誤りです。
視覚障害者からの相談という時点でミクロが発動しています。
したがってマクロシステムのみは間違っています。
×:誤りです。
これは非常に間違えやすい選択肢です。
A市という地方自治体への働きかけということで
メゾシステムが発動していると思われがちですが
実は複数のミクロ間連携という活動はされていません。
これが、ボランティア団体や当事者会活動などへの働きかけならば
メゾシステムの発動がなされたといえます。
○:正しいです。
視覚障害者からの相談
→個々の相談から動き出したのでミクロシステム
→相談が相次いだということからミクロと判断
→当事者団体ということならメゾも加わる可能性がある。
A市が点字や音声による情報提供や広報を開始
→制度そのものを変えたのでマクロシステム
したがって、ミクロシステムとマクロシステムが正解となります。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問112)へ
第37回(令和6年度) 問題一覧
次の問題(問114)へ