社会保険労務士の過去問
第47回(平成27年度)
社労士 | 社会保険労務士試験 択一式 問8
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問題
社労士試験 第47回(平成27年度) 択一式 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
農業の事業の労災保険の加入に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
なお、本問において、「農業の事業」とは、畜産及び養蚕の事業を含むが、特定の危険有害作業を主として行う事業であって常時労働者を使用するもの並びに特定農業機械作業従事者及び一定の危険又は有害な作業を行う一定規模以上の農業の個人事業主等が特別加入した場合における当該事業を除くものをいう。
なお、本問において、「農業の事業」とは、畜産及び養蚕の事業を含むが、特定の危険有害作業を主として行う事業であって常時労働者を使用するもの並びに特定農業機械作業従事者及び一定の危険又は有害な作業を行う一定規模以上の農業の個人事業主等が特別加入した場合における当該事業を除くものをいう。
- 農業の事業で、労働者を常時4人使用する民間の個人事業主は、使用する労働者2名の同意があるときには、労災保険の任意加入の申請をしなければならない。
- 農業の事業で、民間の個人事業主が労災保険の任意加入の申請を行うためには、任意加入申請書に労働者の同意を得たことを証明する書類を添付して、所轄都道府県労働局長に提出しなければならない。
- 農業の事業で、民間の個人事業主が労災保険の任意加入の申請を行った場合、所轄都道府県労働局長の認可があった日の翌日に、その事業につき労災保険に係る労働保険の保険関係が成立する。
- 農業の事業で、労災保険関係が成立している労災保険暫定任意適用事業の事業主が当該事業を廃止した場合には、当該労災保険暫定任意適用事業に係る保険関係の消滅の申請をすることにより、所轄都道府県労働局長の認可があった日の翌日に、その事業につき労災保険に係る労働保険の保険関係が消滅する。
- 農業の事業で、労災保険暫定任意適用事業に該当する事業が、使用労働者数の増加により労災保険法の適用事業に該当するに至った場合には、その日に、当該事業につき労災保険に係る労働保険の保険関係が成立する。
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この過去問の解説 (3件)
01
「失業保険法及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」(以下「法」と略し、関連する政令を「令」と略します)より出題されています。
1.誤「労働者2名の同意があるときには」
正「労働者3名以上が希望するときには」
法5条2項より、過半数の希望(同意ではありません)が求められていることに気をつけましょう。
2.誤「任意加入申請書に労働者の同意を得たことを証明する書類を添付して」
正「任意加入申請書を」
令1条より、労働者の同意までは求められていないので注意しましょう。
3.誤「認可があった日の翌日に」
正「認可があった日に」
法5条1項より、保険関係の成立する日に気をつけましょう。
4.誤「保険関係の消滅の申請をすることにより」
正「保険関係の消滅の申請をせずとも」
法8条では、消滅の申請までは求められていないことに気をつけましょう。
5. 労働保険徴収法3条およびそれに補足する形になる法7条により、正答となります。
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02
2.雇用保険の任意加入申請については「労働者の2分の1以上の同意を得たことを証明する書類」の添付が必要ですが、労災保険の任意加入申請については労働者の同意を得たことを証明する書類を添付は必要ありません。
3.都道府県労働局長の「認可があった日」に、労災保険に係る労働保険の保険関係が成立します。
4.事業の廃止・終了にかかる場合は、申請がなくても、廃止または終了の翌日に保険関係が消滅します。
5.労災保険暫定任意適用事業に該当する事業が、労災保険法の適用事業に該当することになった場合は、「適用事業に該当するに至った日」に保険関係が成立します。
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03
1.× 「過半数の希望」が条件なので3人となります。(整備法5条2)
2.× この場合、労働者の同意までは求められていません。(整備法5条1)
3.× 「認可があった日の翌日に」ではなく、「認可があった日に」です。(整備法5条1)
4.× 「保険関係の消滅の申請をすることにより」ではなく、「法律上当然に」消滅します。(整備法8条1)
5.〇 「その日」に、労働保険関係が成立します。(整備法7条)
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