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社労士の過去問 第54回(令和4年度) 労働者災害補償保険法 問7

問題

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業務起因性が認められる傷病が一旦治ゆと認定された後に「再発」した場合は、保険給付の対象となるが、「再発」であると認定する要件として次のアからエの記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。

ア  当初の傷病と「再発」とする症状の発現との間に医学的にみて相当因果関係が認められること
イ  当初の傷病の治ゆから「再発」とする症状の発現までの期間が3年以内であること
ウ  療養を行えば、「再発」とする症状の改善が期待できると医学的に認められること
エ  治ゆ時の症状に比べ「再発」時の症状が増悪していること
   1 .
(アとイ)
   2 .
(アとエ)
   3 .
(アとイとエ)
   4 .
(アとウとエ)
   5 .
(アとイとウとエ)
( 社労士試験 第54回(令和4年度) 択一式 労働者災害補償保険法 問7 )
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この過去問の解説 (3件)

12

いったん治癒した傷病の「再発」の認定については、要件が決まっており、ほぼ変動する可能性はないので、一度学習し修得すれば問題ないでしょう。

各設問文に照らして、要件は以下のとおりとなります。

当初の傷病と「再発」とする症状の発現との間に医学的にみて相当因果関係が認められること

・療養を行えば、「再発」とする症状の改善が期待できると医学的に認められること

治ゆ時の症状に比べ「再発」時の症状が増悪していること

付箋メモを残すことが出来ます。
7

疾病の再発の定義を問うものです。条文上の規定がありませんが、判例からの出題です。再発のため元の傷病との因果関係や治癒とは療養してもそれ以上の改善が期待できない場合といった知識から推測できるかという問です。

選択肢4. (アとウとエ)

ア:正

神戸東労基署長事件S51.1.61からの出題です。再発について以下の判断がされています。1.現傷病と業務上の傷病である旧傷病との間に医学上の相当因果関係が存在すること。

2.治癒時の症状に比し現傷病の症状が悪化していること。

3.且つ治療効果が期待できるものでなければならないこと。

本肢では当初の傷病と「再発」とする症状の発現との間に医学的にみて相当因果関係が認められるとあり、正しいです。

イ:誤

神戸東労基署長事件S51.1.61からの出題です。再発について以下の判断がされています。

1現傷病と業務上の傷病である旧傷病との間に医学上の相当因果関係が存在すること。

2治癒時の症状に比し現傷病の症状が悪化していること。

3且つ治療効果が期待できるものでなければならないこと。

本肢のように再発までの期間に関する要件がありません。

ウ:正

神戸東労基署長事件S51.1.61からの出題です。再発について以下の判断がされています。

1現傷病と業務上の傷病である旧傷病との間に医学上の相当因果関係が存在すること。

2治癒時の症状に比し現傷病の症状が悪化していること。

3且つ治療効果が期待できるものでなければならないこと。

本肢では・・・療養を行えば、「再発」とする症状の改善が期待できる・・・とあるため3に相当します。

エ:正

神戸東労基署長事件S51.1.61からの出題です。再発について以下の判断がされています。

1現傷病と業務上の傷病である旧傷病との間に医学上の相当因果関係が存在すること。

2治癒時の症状に比し現傷病の症状が悪化していること。

3且つ治療効果が期待できるものでなければならないこと。

本肢の場合・・・治ゆ時の症状に比べ「再発」時の症状が増悪・・・とありますので、2に相当します。

0

この問題は、業務起因性が認められる傷病が治癒と認定された後に再発した場合、保険給付が対象となるかを問うものです。

再発であると認定されるための具体的な要件に関して、複数の選択肢から正しい組み合わせを選ぶ必要があります。

ア 正しい

解説:業務起因性が認められる傷病の再発を判断する際、当初の傷病と再発する症状の間に医学的に見て相当な因果関係があることが重要です。

これは、再発した症状が以前の傷病と関連していることを意味します。

この関連性が確認できれば、再発として認められる可能性があります。

イ 誤り

解説:再発の認定において、当初の傷病の治癒から再発する症状の発現までの期間が3年以内であることは必須の要件ではありません。

再発する症状が元の傷病と因果関係があるかどうかが重要であり、特定の期間は規定されていません。

ウ 正しい

解説:再発と認定されるためには、療養を行うことで症状の改善が期待できると医学的に認められる必要があります。

治療によって状態が改善する見込みがある場合、その症状は再発として保険給付の対象となる可能性があります。

エ 正しい

解説:再発時の症状が治癒時の症状に比べて増悪している場合、それは再発として認められる重要な要素です。

症状の増悪が確認されれば、それは前の傷病との関連性を示唆し、再発と認定される根拠となり得ます。

ついては、正しい選択肢は、「ア・ウ・エ」となります。

まとめ

業務起因性のある傷病が治癒と認定された後の再発を判断する際には、主に3つの要素を考慮します。

1つ目は、当初の傷病と再発する症状の間に医学的に相当な因果関係があること(ア)、2つ目は再発する症状が治療によって改善が期待できること(ウ)、そして3つ目は治癒時の症状に比べて再発時の症状が増悪していること(エ)です。

これらの要素を基にして再発の判断が行われます。期間の制約(イ)は考慮されません。

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