測量士補の過去問
平成27年度(2015年)
問5
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問題
測量士補試験 平成27年度(2015年) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
表5は、基準点成果等閲覧サービスで閲覧できる基準点成果情報の抜粋である。( ア )及び( イ )に入るべき符号と( ウ )に入るべき縮尺係数の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
ただし、平面直角座標系の5系における座標原点は、次のとおりである。
緯度(北緯)36°00′00″.0000
経度(東経)134°20′00″.0000
ただし、平面直角座標系の5系における座標原点は、次のとおりである。
緯度(北緯)36°00′00″.0000
経度(東経)134°20′00″.0000
- ア:- イ:+ ウ:0.999913
- ア:- イ:+ ウ:1.000013
- ア:+ イ:- ウ:0.999913
- ア:+ イ:- ウ:1.000013
- ア:+ イ:+ ウ:1.000013
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この過去問の解説 (4件)
01
(ア):-
座標原点と比べて南に位置することから、「-」となります。
(イ):+
座標原点と比べて東に位置することから、「+」となります。
(ウ):0.999913
平面直角座標系では、X軸上の縮尺係数は0.9999で、原点から90kmのところで1.0000となります。
座標原点から三角点までは約32.983km離れているので、(ウ)は1以上にはなりません。このことから、0.999913となることが分かります。
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02
座標原点と基準点基本情報を比較し、基準点がどちら側にあるか確認します。
Y(東経)は原点が134°20、基準点は134°41なので、原点より基準点が東側にあるので(+)
X軸(北緯)は原点が36°00、基準点が34°50なので、原点より基準点が南側にあるので(-)となります。
※数学のグラフなどで使うX軸Y軸と、測量で表すX,Yは逆になっています(測量はXが縦、Yが横)慣れるまでは大変ですが勘違いしないように気を付けましょう。
縮尺係数は、原点が0.9999としたとき、東西(Y軸)方向に約90kmのところで1.0000、約130kmのところで1.0001となります。細かく計算して出してもいいですが、基準点情報から32.983km<90km(1.0000)と分かるので、計算しなくても選択肢から1.0000を超えていない0.999913ということが分かります。
測量士補は電卓を持ち込めない為、出来る限り複雑な計算はしないように努めると良いかと思います。
よって問の答えは 1 となります。
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03
解説
<ア>と<イ>について
平面直角座標系の座標原点の経緯度と三角点の経緯度を比べると、緯度は原点座標より南側に、経度は原点座標より東側に位置していますので、Xが「-」、Yが「+」となり、アには「-」、イには「+」の符号が入ります。
<ウ>について
任意地点の縮尺係数は、次式により求めることができます。
m=m0+(y^2/2R^2*m0^2)
m:任意地点の縮尺係数
m0:縮尺係数 0.9999
y:y座標値
R:地球半径
問題文の数値を代入すると、
m=0.9999+(32.982^2/2×6370^2×0.9999^2)≒0.999913
したがって、この三角点の縮尺係数は0.999913となります。
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04
基準点測量の計算の問題です。
平面直角座標系の座標原点の経緯度と、対象となる三角点の経緯度を比べると緯度、経度ともに、南東方向に位置しています。
したがって、Xが-、Yが+の符号になります。
次に、任意地点の縮尺係数は、次式により求めることができます。
m=m_0+(y^2/2*R^2*m_0^2)
m:任意地点の縮尺係数
m_0:縮尺係数 0.9999
y:y座標値
R:地球半径
問題文の数値を代入すると、
m=0.9999+{32.982^2/(2×6370^2×0.9999^2)}≒0.999913
で、三角点の縮尺係数を求めることができます。
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