測量士補の過去問
平成28年度(2016年)
問5
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
測量士補試験 平成28年度(2016年) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
図5のとおり、新点Aの標高を求めるため、既知点Bから新点Aに対して高低角α及び斜距離Dの観測を行い、表5の結果を得た。新点Aの標高は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、既知点Bの器械高iBは1.50 m、新点Aの目標高fAは1.70 m、既知点Bの標高は250.00 m、両差は0.10 mとする。また、斜距離Dは気象補正、器械定数補正及び反射鏡定数補正が行われているものとする。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
ただし、既知点Bの器械高iBは1.50 m、新点Aの目標高fAは1.70 m、既知点Bの標高は250.00 m、両差は0.10 mとする。また、斜距離Dは気象補正、器械定数補正及び反射鏡定数補正が行われているものとする。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
- 186.89 m
- 186.99 m
- 187.09 m
- 187.19 m
- 187.29 m
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
B標高に器械高を足した値から高低角から求めた高度差、A地点の器械高を引くことで、A地点の標高が求まります。問題文に数値は与えられている為、代入するだけです。
A標高=B標高 + 機械高(B地点) - 高低差 - 機械高(A地点)
A標高=250.00m + 1.50m - (1200m × sin3°) - 1.70m = 186.994m
※sin3°=0.05234で計算
これに両差を考慮します
※補足
両差の種類
球差(地球が円によるために生じる誤差)
気差(光の屈折によって生じる誤差)
両差の符号は
既知点→未知点は正(+)
未知点→既知点は負(-)
となっている為
186.994m +0.10m = 187.094m
よって問の近似値の答えは
187.09mの 3 となります。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
02
解説
高低計算の公式を使うことによって、答えを求めていきます。
求点=既知点標高+斜距離sinθ+器械高-目標高 + 両差
この公式に本問の与えられた数値を入れます。
250 + 1200*sin(-3°) + 1.5 - 1.7 + 0.1
= 250 - 1200*sin3° + 1.5 - 1.7 + 0.1
= 187.092m
以上のことから、選択肢の3が答えとなります。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
03
標高を求める問題です。
高低計算は
① 器械高、高低角、距離より標高を求める。
② 両差の誤差を修正する。
の順で求めます。
①
A地点標高+A地点機械高+高低差=B地点標高+B地点機械高
であるため、
A地点標高=B地点標高+B地点機械高-A地点機械高-高低差
=250+1.5-1200×sin(-3°)-1.7
=186.99m
②
題意より両差は0.10m、既知点→未知点は+で計算するため、
186.99m+0.10m=187.09m
となります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問4)へ
平成28年度(2016年)問題一覧
次の問題(問6)へ