測量士補の過去問
平成28年度(2016年)
問13

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問題

測量士補試験 平成28年度(2016年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

トータルステーション(以下「TS」という。)を用いた縮尺1/1,000の地形図作成において、標高110 mの基準点から、ある道路上の点Aの観測を行ったところ、高低角-30°、斜距離24mの結果が得られた。その後、点AにTSを設置し、点Aと同じ道路上にある点Bを観測したところ、点Bの標高66m、点A,B間の水平距離96mの結果が得られた。
このとき、点Aと点Bを結ぶ道路とこれを横断する標高90 mの等高線との交点は、この地形図上で点Bから何cmの地点か。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、点Aと点Bを結ぶ道路は傾斜が一定でまっすぐな道路とする。なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
  • 4.8 cm
  • 6.4 cm
  • 7.2 cm
  • 8.0 cm
  • 9.6 cm

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この過去問の解説 (4件)

01

解答:3

まず点Aの標高を求めます。
基準点からの高低角が-30°、斜距離は24mなので、点Cと点Aの標高差は、
24m*sin30° = 12m となります。
したがって、点Aの標高は、110m - 12m = 98m となります。

点Aと点Bの標高差は、98m - 66m = 32m
標高90mの等高線と点Bの標高差は、90m - 66m = 24m となります。

点Bから標高90mの等高線までの水平距離をXmとすれば、次のような式が成り立ちます。
96m:32m=Xm:24m
32X=2304
X=72m となります。

1/1000地形図上なので、72m/1000 = 7.2cm となります。

以上のことから、選択肢の3が答えとなります。

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02

解答 3

解説
等高線に関する計算問題です。

A点の標高は、110m-24m × sin30° = 110m - 12m = 98m

ここで、点A~Bを結ぶ線上で標高90mの等高線の位置を考えると、三角形の相似より、次の比例式がなりたちます。

AB間の高低差(H)は 98m - 66m = 32m、B点から標高90mの等高線までの高低差(h)は90m - 66m = 24m であるので、

32m:96m=24m:X
X = 24m × 96m / 32m = 72m

B点から72mの位置に標高90mの等高線があことになります。
縮尺 1/1,000 地形図上で表すと、その地形図上の長さは 72m / 1,000 = 7.2cm


したがって、最も近い値は 3 となります。

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03

計算問題です。

選択肢3. 7.2 cm

まずAの標高を求めます。

基準点の標高110m-斜距離24m×sin(高低角-30°)=110m-12m=98m

点Aと点Bの標高差は、98m-66m=32m

であるので、標高90mと点Bとの高低差は90m-66m=24m

となります。

点Bからの水平距離をxとすると、三角形の相似により

96m:32m=x:24m

となります。

これを解いてx=72mです。

これを縮尺1/1,000の地図上で表すと、72m×1/1,000=7.2cmとなります。

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04

・Aの標高

問題文から

110m-24m×sin30° = 110m-12m=98m

・A点からB点の標高

B点の標高は問題文から 66m

98m-66m = 32m

・標高90 mの等高線との交点と、B点の差

交点は標高90m、B点の標高は66mと与えらえれているので

90m-66m = 24m

求めたいのはB点から交点(標高90mの位置)までの距離なので

比例を使って解きます

*A-B間の距離:交点-B間の距離 = B-交点の高さ:B-Aの高さ*

この式に数値を当てはめると

96m:A = 32m:24m

32A = 2304

A = 72m

これでB点から標高90mの等高線との交点までの距離が分かりました。

縮尺は1/1000と与えられているので

72/1,000 = 0.072m = 7.2cm

よって問の答えは 3 となります。

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