測量士補の過去問
平成29年度(2017年)
問10

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問題

測量士補試験 平成29年度(2017年) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、水準測量で使用するレベルと標尺について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
  • 自動レベルは、目盛を読み取る十字線が正しい位置にないことがあるので、視準線の点検調整を行う必要がある。
  • 自動レベルや電子レベルは、円形水準器の点検調整を行う必要がある。
  • 電子レベルは、標尺の傾きをバーコードから読み取り補正することができる。
  • 電子レベルとバーコード標尺は、セットで使用する。
  • 標尺付属の円形水準器は、鉛直に立てたときに、円形気泡が中心に来るように点検調整を行う必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

解答:3

解説
1:正しい
自動レベル、電子レベルを用いる場合には、円形水準器及び視準線の点検調整を観測着手前に行う必要があります。

2:正しい
自動レベル、電子レベルの点検調整では、円形気泡が中心に来るように点検調整する必要があります。

3:間違い
電子レベルはバーコード標尺の目盛を自動的に読み取ることはできますが、標尺の傾きを読み取り補正することはできません。

4:正しい
電子レベルは専用のバーコード標尺を自動的に読み取り、画像処理を行います。そのため、電子レベルとバーコード標尺はセットで使用しなければなりません。

5:正しい
標尺付属の円形水準器はの円形気泡は、円形水準器の中心に来るように点検調整することで、標尺を鉛直に立てることができます。

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02

1.〇

レベルの点検調整は観測着手前に行い、1級水準測量及び2級水準測量では、観測期間中おおむね10日ごとに行います。正しいです。

2.〇

自動レベルや電子レベルは、鉛直軸が正常に保たれていないと大きな誤差が生じる為、事前に調整が必要です。正しいです。

3.×

電子レベルは、バーコード標尺を自動的に読み取ることができますが、標尺の傾きの補正機能は備わっていません。間違いです。

4.〇

電子レベルとバーコード標尺はセットとなっており、他機種との互換性はありません。その為セットで使用することが求められます。正しいです。

5.〇

円形水準器は気泡の位置によって鉛直を確認します。1のレベルの点検調整と同じく、観測着手前およびおおむね10日ごとに点検調整を行います。正しいです。

よって問の答えは 3 となります。

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03

レベルと標尺のついての問題です。

選択肢1. 自動レベルは、目盛を読み取る十字線が正しい位置にないことがあるので、視準線の点検調整を行う必要がある。

正しい。

視準線が若干傾いても、コンペンセータの働きで水平を保つことができますが、十字線の調整は必要です。

選択肢2. 自動レベルや電子レベルは、円形水準器の点検調整を行う必要がある。

正しい。

自動レベルや電子レベルについては、円形水準器の点検調整を行う必要があります。

選択肢3. 電子レベルは、標尺の傾きをバーコードから読み取り補正することができる。

間違い。

電子レベルは、バーコード標尺を使い、標尺目盛を自動的に読み取ります。標尺の傾きはできません。

選択肢4. 電子レベルとバーコード標尺は、セットで使用する。

正しい。

バーコード標尺は電子レベルの専用標尺であり、基本的に同一メーカーの電子レベルと対になったものしか使用することができません。

選択肢5. 標尺付属の円形水準器は、鉛直に立てたときに、円形気泡が中心に来るように点検調整を行う必要がある。

正しい。

鉛直軸を正しく調整するために、円形気泡が中心に来るように点検調整しなければなりません。

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