測量士補の過去問
平成30年度(2018年)
問15

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問題

測量士補試験 平成30年度(2018年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、一般的な地図に表される等高線について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
  • 1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で、必ず閉合する。
  • 計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太めて描かれる主曲線である。
  • 補助曲線は、主曲線だけでは表せない緩やかな地形を適切に表現するために用いる。
  • 山の尾根線や谷線は、等高線と直角に交わる。
  • 閉合する等高線の内部には必ず山頂がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

解答:5

解説
1:正しい
1本の等高線は、その図面の内または外で必ず閉合し、途中で消失したり、分岐したりすることはありません。

2:正しい
計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、主曲線の5本目ごとに太い実線で描かれる主曲線です。

3:正しい
補助曲線は、主曲線だけでは表せない緩やかな地形を適切に表現するために必要な部分に用います。

4:正しい
等高線は、最大傾斜線、凸線、凹線に直交します。

5:間違い
等高線が図面内で閉合する場合は、山頂だけではなく凹地の場合もあります。

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02

等高線に関する問題です。等高線に関する知識は、地図から目的地の標高を読み取るために必須のものです。

選択肢1. 1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で、必ず閉合する。

等高線とは、標高が等しい部分を結んだ線、つまり、同じ高さで土地を切った切り口です。このため、地図の内側又は外側で必ず閉合します。従って、本肢は正しいです。

選択肢2. 計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太めて描かれる主曲線である。

計曲線は、地形図を読み易くするため、主曲線のうち5本目ごとに太線で描かれるものです。なお、主曲線は基本的な等高線のことを言います。従って、本肢は正しいです。

選択肢3. 補助曲線は、主曲線だけでは表せない緩やかな地形を適切に表現するために用いる。

等高線は、計曲線、主曲線、補助曲線で構成されます。1/25,000の地形図では、主曲線は10m間隔、計曲線は、0m、50m、100mの5本目ごとに太線で描かれます。さらに、主曲線間隔の1/2や1/4で描かれる曲線を補助曲線といい、緩い傾斜地や起伏の細かい土地などで、主曲線では表現しきれない細かい土地の特徴を表す場合に用いられます。従って、本肢は正しいです。

選択肢4. 山の尾根線や谷線は、等高線と直角に交わる。

凸部をつないでできるのが尾根線、凹部をつないでできるのが谷線です。尾根線及び谷線は、等高線と直角に交わります。従って、本肢は正しいです。

選択肢5. 閉合する等高線の内部には必ず山頂がある。

閉合する等高線の内部には山頂又は凹地(くぼんだ土地)があります。よって、閉合する等高線の内部には必ず山頂があるわけではないので、本肢は誤りです。

まとめ

測量士補試験で等高線に関する問題が出た場合、等高線に関する初歩的な知識があれば解ける問題がほとんどです。

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03

地図に関する問題です。

選択肢5. 閉合する等高線の内部には必ず山頂がある。

×

閉合する等高線の内部は山頂とおう地の場合があるため、【必ず山頂】があるというのは間違いです。

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