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測量士補の過去問 令和元年度(2019年) 問10

問題

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次のa~eの文は、水準測量における誤差について述べたものである。[ ア ] ~ [ オ ]に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。

a レベルと標尺の間隔が等距離となるように整置して観測することで、[ ア ]を消去することができる。
b 零点誤差は、標尺を2本1組とし、レベルのすえつけ回数を[ イ ]にすることで消去することができる。
c 地表面付近の視準を避けることにより、[ ウ ]は小さくできる。
d 観測によって得られた比高に含まれる誤差は、観測距離の平方根に[ エ ]する。
e 球差による誤差は、[ オ ]に整置して観測することで消去することができる。
   1 .
ア:鉛直軸誤差  イ:奇数回  ウ:地球表面の湾曲による誤差  エ:反比例  オ:レベルを前後の標尺を結ぶ直線上
   2 .
ア:視準線誤差  イ:偶数回  ウ:大気中の屈折による誤差  エ:比例  オ:レベルと標尺を等距離
   3 .
ア:視準線誤差  イ:奇数回  ウ:大気中の屈折による誤差  エ:比例  オ:レベルと標尺を等距離
   4 .
ア:鉛直軸誤差  イ:偶数回  ウ:地球表面の湾曲による誤差  エ:反比例  オ:レベルを前後の標尺を結ぶ直線上
   5 .
ア:鉛直軸誤差  イ:偶数回  ウ:大気中の屈折による誤差  エ:比例  オ:レベルと標尺を等距離
( 測量士補試験 令和元年度(2019年) 問10 )
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この過去問の解説 (3件)

6

解答:2

ア:視準線誤差

レベルと標尺の距離を等しくすることにより消去される誤差は視準線誤差と球差があります。

イ:偶数回

標尺の零点誤差(標尺の零目盛誤差)は測定回数(整置回数)を偶数回にすることで消去できます。

ウ:大気中の屈折による誤差

大気中の屈折による誤差は地表面付近の視準を避けることにより小さくすることができます。

エ:比例

観測距離が長くなるとその測定値に含まれる誤差は増加します。

オ:レベルと標尺を等距離

球差とは地球が球面体であるために生じる誤差で、これを消去できます。

上記の答えを問題文に当てはめると、

a レベルと標尺の間隔が等距離となるように整置して観測することで、視準線誤差を消去することができる。
 b 零点誤差は、標尺を2本1組とし、レベルのすえつけ回数を偶数回にすることで消去することができる。
 c 地表面付近の視準を避けることにより、大気中の屈折による誤差は小さくできる。
 d 観測によって得られた比高に含まれる誤差は、観測距離の平方根に比例する。
 e 球差による誤差は、レベルと標尺を等距離に整置して観測することで消去することができる。」となります。

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3
解答:2

解説
a:視準軸とは、望遠鏡の視準軸と気泡管軸が平行ではないために生じる誤差です。
そのため、レベルと標尺の間隔が等距離にして観測すれば、消去できる誤差です。

b:零点誤差とは、標尺の底面と零目盛の位置が正しくないために生じる誤差です。
消去法としては標尺を2本1組として、レベルのすえつけを偶数回する方法があります。

c:地表面付近(標尺の下方20cm以下)の視準を避けることにより、大気中の屈折による誤差は小さくできます。

d:観測によって得られた比高に含まれる誤差は、観測距離(路線長)の平方根に比例します。

e:球差とは、地球が楕円体の形をしているために生じる誤差です。
レベルと標尺を等距離に整置、つまり、視準距離を等しくすることで消去することができます。

1

水準測量の誤差に関する問題です。この分野の問題は、ほぼ毎年出題されるので、水準測量の誤差については、その種類と内容、誤差の消去方法について、ひととおり覚えておく必要があります。

選択肢2. ア:視準線誤差  イ:偶数回  ウ:大気中の屈折による誤差  エ:比例  オ:レベルと標尺を等距離

(ア)レベルと標尺の間隔が等間隔になるように設置することで消去できるのは、視準線誤差なので、(ア)には「視準線誤差」が入ります。

(イ)零点誤差は、標尺を2本一組とし、レベルの据え付け回数を偶数回にすることで消去できるので、(イ)には「偶数回」が入ります。

(ウ)地表付近の視準を避けることで小さくできるのは、大気中の屈折による誤差ですので、(ウ)には「大気中の屈折の誤差」が入ります。

(エ)観測によって得られた比高に含まれる誤差は、観測距離の平方根に比例するので、(エ)には「比例」が入ります。

(オ)球差による誤差(地球の表面が湾曲していることによる誤差)は、レベルと標尺を等距離に整置することで消去できるので、(オ)には「レベルと標尺を等距離」が入ります。

まとめ

この問題では、様々なレベルに関する誤差が出てきました。これを全部覚えるのは一苦労ですが、覚えなくてはなりません。

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