測量士補の過去問
令和3年度(2021年)
問13
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問題
測量士補試験 令和3年度(2021年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
図13に示すように、既知点A、B及びCから新点Pの標高を求めるために公共測量における2級水準測量を実施し、表13‐1の結果を得た。新点Pの標高の最確値は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、既知点の標高は表13‐2のとおりとする。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
ただし、既知点の標高は表13‐2のとおりとする。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
- 5.217m
- 5.219m
- 5.221m
- 5.223m
- 5.225m
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この過去問の解説 (3件)
01
※水準路線の重量は、観測距離に反比例します
(※近ければ近いほど精度が高く信頼ある数値とされる)
各路線の点Pの観測標高を計算します。
A→P:13.339+(-8.123)=5.216m
B→P:4.974+0.254=5.228m
P→C:17.213+(-11.994)=5.219m ※観測路線が他とは逆になっている為注意
次に観測距離から重量を計算します。
A→P:1/2×4=2
B→P:1/4×4=1
P→C:1/1×4=4
※距離が近いと重量が大きくなります。イメージしながら覚えると頭に残りやすいです。
各点は5.2mまでは一緒で、下三桁から二つの数値が違います。その平均を求めます。
0.016×2+0.028×1+0.019×4 / 2+1+4 = 0.01943
5.2m+0.019 = 5.219m
よって問の答えは 2 となります。
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02
計算問題です。
既知点A、B、Cの観測標高を求めます。
A=13.339-8.123=5.216
B=4.974+0.254=5.228
C=17.213-11.994=5.219 *新点から既知点の場合+,-を逆に計算します。
観測距離の最小値公倍数を求め重量を計算します。
A=4÷2=2
B=4÷4=1
C=4÷1=4
観測標高と重量を使用し新点Pの標高の最確値を求めます。
新点Pの標高の最確値=5.2+{(0.016×2+0.028×1+0.019×4)÷(2+1+4)}
=5.2+{(0.032+0.028+0.076)÷7}
=5.2+(0.0136÷7)
=5.2+0.019
=5.219
よって 5.219m となります。
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03
観測結果から得られる情報から、
新点Pの標高情報を精査していきます。
まず既知点A、B、Cから観測した新点Pの標高を計算していきます。
既知点A→新点P:13.339-8.123=5.216
既知点B→新点P: 4.974+0.254=5.228
新点P→既知点C:17.213-11.994=5.219
※観測路線[新点P→既知点C]だけ観測方向が逆となっております。
間違いやすいポイントです。
次に観測距離から重量平均の式を用いて計算していきます。
ここでは観測距離を重さに変えて考えます。
重さは観測距離の逆数の比となります。
既知点A:既知点B:既知点C=1/2:1/4:1/1=2:1:4
新点Pの標高の最確値=2×5.216+1×5.228+4×5.219 / (2+1+4)
=5.219
よって新点Pの標高の最確値は5.219mになります。
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