測量士補の過去問 令和4年度(2022年) 問10
この過去問の解説 (3件)
レベルを用いた水準測量の注意点に関する問題になります。
レベル及び標尺は、作業期間中においても適宜、点検及び調整を行います。
標尺は2本1組とし、往路と復路では標尺は入換える必要があります。入替えることにより目盛誤差を小さくすることが出来ます。
往復観測を行う水準測量において、水準点間の測点数が多い場合は、適宜、固定点を設け、往路及び復路の観測に共通して使用します。
自動レベル及び電子レベルについては、円形水準器及び視準線の点検調整のほかに、コンペンセータの点検を行います。
三脚の2脚を進行方向に平行に設置し、そのうちの特定の1本を常に同一の標尺に向けて整置します。
水準測量を実施するときに留意すべき事項についての問題です。
〇
説明文は正しいです。
作業者は観測に使用する主要な機器について(レベル及び標尺)は、
作業期間中においても適宜、点検及び調整を実施する必要があります。
✕
説明文は間違いです。
標尺は2本1組とし、往路及び復路の出発点で立てる標尺を
交換する必要があります。
よって、【立てる標尺を同じにする】というのは誤りです。
〇
説明文は正しいです。
往復観測を行う水準測量は、水準点間の測点数が多い場合は、
適宜固定点を設けるようにします。
往路及び復路の観測に共通して使用します。
〇
説明文は正しいです。
自動レベル及び電子レベルについては、円形水準器及び視準線の点検調整のほかに、
コンペンセータの点検を実施します。
1級水準測量及び2級水準測量では、観測期間中おおむね10日ごとに
実施するものとします。
〇
説明文は正しいです。
三脚の2脚を進行方向に平行に設置して、そのうちの特定の1本を
常に同一の標尺に向けて観測することで鉛直軸誤差を軽減できます。
水準測量に関する問題です。
×
零点誤差を消去するために、往路及び復路の出発点で立てる標尺を交換する必要があります。
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