測量士補の過去問
令和5年度(2023年)
問6
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問題
測量士補試験 令和5年度(2023年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、公共測量における多角測量による基準点測量の標準的な作業工程を示したものである。
図中の(ア)〜(オ)に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
作業計画 → ( ア ) → ( イ ) → 観測 → ( ウ ) → ( エ ) → ( オ ) → 成果等の整理
図中の(ア)〜(オ)に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
作業計画 → ( ア ) → ( イ ) → 観測 → ( ウ ) → ( エ ) → ( オ ) → 成果等の整理
- ア:選点 イ:測量標の設置 ウ:点検計算 エ:品質評価 オ:平均計算
- ア:選点 イ:測量標の設置 ウ:平均計算 エ:点検計算 オ:品質評価
- ア:選点 イ:測量標の設置 ウ:点検計算 エ:平均計算 オ:品質評価
- ア:測量標の設置 イ:選点 ウ:平均計算 エ:点検計算 オ:品質評価
- ア:測量標の設置 イ:選点 ウ:品質評価 エ:平均計算 オ:点検計算
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この過去問の解説 (3件)
01
基準点測量の標準的な工程に関する問題です。国土交通省告示「作業規程の準則」の「基準点測量」の章の目次が作業工程順に並んでいるので、これが分かっていればすぐに解けますが、常識的は判断だけでも、かなりのところまで正解を絞り込むことができます。
国土交通省告示「作業規程の準則」の第2編第2章「基準点測量」の目次(第2節から第8節まで)は、次のとおり並んでいますが、これは作業工程順に並んでいるため、基準点測量は、この順序で進んでいきます。
第2節 作業計画
第3節 選点
第4節 測量標の設置
第5節 観測
第6節 計算
第7節 品質評価
第8節 成果等の整理
設問は、この順番を聞いています。(ウ)と(エ)のみ、この順序(目次)から判断できませんが、点検計算は、いわゆる現地計算のことであり、観測終了後に観測値に対する補正計算を行い、点検路線を選定し、許容範囲内の観測値であるか否かを判定するものであるものであるのに対し、平均計算は、基準点測量において最終結果(最確値)を求める計算です。従って、点検計算が先で、平均計算が後です。
目次と点検計算及び平均計算の違いから、もう一度まとめると作業工程は次の順序で進みます。
①作業計画→(ア)選点→(イ)測量標の設置→観測→(ウ)点検計算→(エ)平均計算→(オ)品質評価→成果等の整理
この問題のポイントは、点検計算と平均計算の違いを理解することです。点検計算は、測量の現場で観測値の精度を確かめるために行います。平均計算は、最終的な測量結果(座標値や標高など)を求めるために行います。
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02
多角測量による基準点測量の標準的な作業工程に関する問題です。
基準点測量の作業順序は次の順番になります。
作業計画→選点→測量標の設置→機器の点検→観測→点検計算→平均計算→品質評価→成果等の整理
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03
この問題は、多角測量における基準点測量の、その作業工程を選ぶものです。
作業計画→ア「選点」→イ「測量標の設置」→観測→ウ「点検計算」→エ「平均計算」→オ「品質評価」→成果等の整理という順番になります。
誤った組み合わせです。
平均計算した結果について、品質評価をしなければ意味がありません。
誤った組み合わせです。
点検計算は、平均計算前、測量結果について行わなければなりません。
正しい組み合わせです。
誤った組み合わせです。
選点した箇所に、測量標を設置することになるため、アイの順序が逆です。
誤った組み合わせです。
作業順序は、実際の流れをイメージして、無駄な作業や不足が生じるような順序ではないか、
考えることが大切です。
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