登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問22
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 小柴胡湯は、かぜのひき始めから数日たって症状が少し長引いている状態で、疲労感があり、食欲不振、吐き気がする場合に適すとされる。
- 小青竜湯は、かぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体のふしぶしが痛い場合に適すとされる。
- 柴胡桂枝湯は、まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。
- 葛根湯は、かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされる。
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この過去問の解説 (5件)
01
1 その通りです。
また、体の虚弱な人には不向きとされています。
更には、インターフェロン製剤で治療を受けている人には、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まる為、使用を避ける必要があります。
2 麻黄湯の説明です。
小青竜湯は、くしゃみや鼻水、鼻づまり等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適するとされています。
3 その通りです。
かぜのひき始めから数日たっている状態で、後期のかぜ症状に適しているとされています。
4 その通りです。
身体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には、悪心、胃の不快感等の副作用が現れやすい為、不向きとされています。
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02
1:小柴胡湯は、体力中等度の人の食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感などの胃腸症状のほか、かぜの後期の諸症状に適すとされます。
体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)には不向きとされます。
まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られています。またインターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎
の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要があります。
2:小青竜湯は、体力中等度又はやや虚弱の人の鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、気管支炎、気管支喘ぜん息、感冒に適すとされます。
設問は麻黄湯の説明になります。
3:柴胡桂枝湯は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐き
けなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされます。まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じ
ることが知られています。
4:葛根湯は体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こリ、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされます。体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされます。
まれに重篤な副作用として肝機能障害、偽アルドステロン症を生じることが知られています。
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03
その他、胃腸虚弱や胃炎のような消化器症状にも使用できますが、体の虚弱な人には不向きとされています。
2 誤りです。
小青竜湯は、くしゃみや鼻汁・鼻づまり等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息などの呼吸器症状に適するとされています。
3 正しいです。
柴胡桂枝湯の他、小柴胡湯においても、まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られています。また、その他の副作用として、膀胱炎様症状(頻尿、排尿痛、血尿、残尿感)が現れることがあります。
4 正しいです。
ただし、体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人においては、悪心、胃部不快感などの副作用が現れやすいため不向きとされています。また、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることも知られています。
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04
1 ○
2 ×:麻黄湯の説明です。
小青竜湯はくしゃみや鼻水・鼻づまりなどの鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎などの呼吸器症状に適するとされています。
3 ○:その他に膀胱炎様症状がみられることがあります。
4 ○
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05
小青竜湯は、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水に適する薬です。
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