登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
小児等の医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
- 医薬品の販売等に従事する専門家は、保護者等に対して、小児の年齢に応じた用法用量が定められている医薬品を使用するよう、説明することが重要である。
- 小児は、大人に比べて循環血液中の医薬品成分が脳に達しにくいため、中枢神経系に影響を与える医薬品であっても副作用を起こしにくい。
- 小児の誤飲・誤用事故を未然に防止するには、小児が容易に手に取れる場所や、小児の目につく場所に医薬品を置かないようにすることが重要である。
- 医薬品を使用した乳幼児に何か変わった兆候が現れたときには、早めに医療機関に連れて行き、医師の診察を受けさせることが望ましい。
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この過去問の解説 (5件)
01
誤っている2についてですが、小児は、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分は脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品では副作用を起こしやすいです。
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02
1、4→
特に薬に対してデリケートな乳幼児は状態が急変しやすく、
医師の診察を優先し、一般薬の使用は医師の診療を受けることが困難な夜間等、最小限に留めることが望ましいです。
また、前回と同じ症状であっても原因が異なる場合があるので注意が必要です。
2.→
逆になります。
小児は大人に比べて循環血液中の医薬品の成分が脳に到達しやすく、副作用を起こしやすくなります。
他に、大人と比べ、体に対して腸の長さが長く薬の吸収率が高くなること、
肝臓、腎臓の機能が未発達なために、薬の代謝、排泄に時間がかかり、薬の作用や副作用が強く出ることがあります。
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03
解説:2.小児は、大人に比べて循環血液中の医薬品成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品であっても副作用を起こしやすいです。また、小児の場合内臓の発達が未熟なため、見極めが困難です。必ず用法容量を守って使用することが重要です。
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04
【正しいもの】1,3,4
1
小児が服用するとリスクが高い医薬品については、購入者からの状況や使用者についてのヒアリングが重要です。その上で、年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明が重要です。
3
小児自身による誤飲・誤用事故を防ぐため、小児の目につく場所に医薬品を置かないようにすることが重要です。
4
乳児は大人よりも医薬品の影響を受けやすい、状態が急変しやすいといった特徴があり、一般用医薬品の使用について判断しにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先されます。
【誤っているもの】2
2
むしろ「小児は医薬品の成分が脳に達しやすい」ため、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすいです。
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05
1 正
小児では副作用の危険性が高まるため、服用が禁忌の成分もあります。
小児の年齢に応じて用法用量が定められている医薬品を使用します。
小児用の医薬品は、小児が飲みやすいような形状に作られているものもあります。
2 誤
小児は血液脳関門が大人に比べて未発達です。
そのため、吸収された医薬品の成分が脳に移行しやすく、中枢神経系に作用する成分の副作用が出やすくなっています。
また、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の代謝・排泄に時間がかかり、作用や副作用が増強することがあります。
3 正
小児の誤飲事故などを防ぐためには、まずは小児の目に触れない場所へ医薬品を保管することが望ましいです。
また、保管する際には、温度や湿度管理をして医薬品の品質劣化をおさえることが大切です。
4 正
乳幼児だけでなく、医薬品を使用して変わった兆候が現れたときは、服用を中止して医療機関や薬剤師に相談することが望ましいです。
また、特に乳児に関しては一般用医薬品での対処は最小限にして、医師の診察を受けることが最優先です。
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