登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問9
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の使用に関する記述について、誤っているものはどれか。
- 医薬品を、定められた用量を意図的に超えて服用したり、みだりに酒類と一緒に摂取するといった乱用がなされると、過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなる。
- 一般用医薬品の使用にあたっては、重大な副作用の兆候が表れた場合であっても、使用の継続による疾病の回復が、通常、優先される。
- 医薬品の有効成分だけでなく、薬理作用がない添加物もアレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る。
- 一般用医薬品には、習慣性・依存性のある成分が含まれているものがあり、乱用された場合は薬物依存を生じることがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
意図的に処方量を超えて服用する過量摂取やアルコールとの併用により、
血液中の薬剤濃度が高くなったり、高い状態が長くなることで、
急性中毒等を生じる危険性が高くなります。
2.誤り
一般用医薬品を使用して重大な副作用の兆候が表れた場合、
直ちに服用をやめて速やかに医療機関を受診することが優先されます。
3.正しい
アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)は、
医薬品成分だけでなく添加物でも起こすことがあります。
食品などでもアレルギーを起こすことを考えるとわかりやすいでしょう。
4.正しい
一般医薬品の中で習慣性、依存性のある成分には、
アドレナリン作用成分のあるものやマオウがあげられます。
風邪薬や鼻炎の薬に配合されていることが多くあります。
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02
1→医薬品の過剰摂取は、血中濃度が高くなるためさまざまなリスクがあります。
アルコールとの同時摂取にも多くの危険があります。
例えば、心臓の薬を服用している場合には、アルコールによって代謝が抑えられ、薬の血中濃度が高くなり、中毒症状が現れる場合があります。
さらに、血圧の薬とアルコールの多量摂取によって、アルコールの持つ血管を拡張する作用が働き、立ちくらみやめまいという症状が起きる場合があります。
2→風邪薬や痛み止めなどの一般医薬品でも副作用が悪化し、時には死に至る場合があります。
副作用の兆候が現れた場合には、速やかに医師や薬剤師に相談するべきです。
3→添加物もアレルゲンになります。
例えば、保存剤として用いられている添加物はアトピーや喘息などの原因となる場合があるようです。
4→一般医薬品には依存性や習慣性のある物質が含まれているものもあります。
例えば、イブやバファリンなどの鎮痛剤に含まれているアリルイソプロピルアセチル尿素という成分は依存性があるといわれています。
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03
1 正
購入者の誤解や認識不足による過剰摂取や乱用を防ぐためにも、薬剤師や登録販売者等が購入者の理解力や医薬品を使用する状況に合わせて、正しい情報を適切に伝える必要があります。
2 誤
一般用医薬品で副作用の兆候が現れたときは、直ちに服用を中止して、医師や薬剤師に相談します。
また、医薬品の副作用は、明確な自覚症状として現れないことがあるため、服用の継続には注意が必要です。
問題文は、医療用医薬品の説明です。
3 正
アレルギーは、あらゆる物質で起こり得ます。
医薬品のアレルギーでは、薬理作用とは無関係です。
4 正
適正に使用すれば安全な医薬品でも、乱用すれば薬物依存を生じるおそれがあります。
医薬品とは、必要な情報が伴わなければ、ただの薬物です。
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