登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問33
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の剤形に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む。
c 一般的には、クリーム剤は患部を水から遮断したい場合に用い、軟膏剤は患部を水で洗い流したい場合に用いることが多い。
d スプレー剤は、有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形であり、手指等では塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。
a 口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む。
c 一般的には、クリーム剤は患部を水から遮断したい場合に用い、軟膏剤は患部を水で洗い流したい場合に用いることが多い。
d スプレー剤は、有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形であり、手指等では塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。
- (a 、b)
- (a 、c)
- (b 、c)
- (b 、d)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a…誤りです。
薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用するのは「トローチ、ドロップ」です。
口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がされており、水なしで服用できるのが特徴です。そのため、固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児にも服用しやすい剤型となっています。
b…正しいです。
成分の味を感じにくくするために、顆粒剤の表面がコーティングされているものもあります。
c…誤りです。
患部を水から遮断したい場合は「軟膏剤」、患部を水で洗い流したい場合は「クリーム剤」を用いることが多いです。
この「軟膏剤」と「クリーム剤」が逆になっているパターンはよく出題されるので、しっかりと覚えておくと良いでしょう。
d…正しいです。
スプレー剤を使用するときは薬剤を吸い込まないように注意が必要です。
よって、b・dが正しい組み合わせとなります。
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02
a→ 口腔内崩壊錠は、唾液などで溶けるように作られており、飲み込みに困難を覚える人でも簡単に服用できるようになっています。
口の中や喉などにおいて薬効を期待されています。
舐めて使用することが目的のものではありません。
b→ 顆粒剤は粉末の薬よりも一粒が大きく大きさも揃っている薬です。
薬独特のにおいや苦みを抑えたり、薬が溶けるタイミングを調節するために表面にコーティングが施されているものもあります。
c→ 軟膏剤には水が含まれていませんが、クリーム剤には水が含まれており、油ときれいに混ざっています。
軟膏剤が患部を水から遮断したい場合に用いられ、クリーム剤は患部を水で洗い流したい場合によく用いられます。
d→ スプレー剤は広範囲の患部に使用できるメリットがありますが、薬効成分の浸透性や持続性という面ではほかのタイプの医薬品に比べて劣っています。
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03
正解:4(b d)
医薬品の剤形に関する問題
a 口腔内崩壊錠は唾液で崩壊する錠剤です。水なしでも服用できるのが特徴で、高齢者などでも簡単に摂取することができます。問題文はトローチに関する記述です。
b 顆粒は粉末よりも粒径が大きく、体内で溶けやすく工夫されています。
c 軟膏剤には水分が含まれていませんが、クリーム剤には水分が含まれています。なお、クリーム剤は軟膏剤よりも皮膚に吸収されやすいですが、汗に流されやすい欠点もあります。
d 問題文の通りです。スプレー剤は可燃性ガスを使用しているので、周囲の火気に注意する必要があります。
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