登録販売者の過去問
平成27年度（地域1）
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問14

正解は2です。

a…正しいです。
「薬を飲んだから治るはず」という期待(暗示効果)や、ある条件下による生体反応、時間経過による自己治癒(自然緩解など)が関与して生じると考えられています。

b…誤りです。
医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれています。

c…正しいです。
しかしプラセボ効果を目的として医薬品を使用するべきではありません。

d…誤りです。
望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)の両方をもたらします。


よって、a・cが正しい組み合わせとなります。

a　正：医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果といいます。

b　誤：医薬品を使用したときに、もたらされる反応や変化には、プラセボ効果によるものも含まれます。

c　正：プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがあります。

d　誤：プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの（効果）と不都合なもの（ 副作用 ）があります。

解答:2

a.正
医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果といい、偽薬効果とも呼ばれます。

b.誤
医薬品を使用した際に、プラセボ効果が含まれることがありますが、不確実なため、プラセボ効果を目的に服用することはすべきではありません。

c.正
プラセボ効果は、医薬品を使用したことによる安心感や条件付けによる生体反応や自然寛解などによるものが関係していると考えられています。

d.誤
プラセボ効果の中には効果など好ましいものだけでなく、副作用などの不都合なものも含まれます。