登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問43
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問題
登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
次の眼科用薬の配合成分のうち、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられるものはどれか。
- リゾチーム塩酸塩
- ナファゾリン硝酸塩
- ネオスチグミンメチル硫酸塩
- アズレンスルホン酸ナトリウム
- コンドロイチン硫酸ナトリウム
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この過去問の解説 (3件)
01
2 ×:ナファゾリン硝酸塩は、アドレナリン作動成分として眼科用薬に用いられ、結膜を通っている血管を収縮させ、充血を取り除きます。
3 〇:ネオスチグミンメチル硫酸塩は、調節機能改善成分として眼科用薬に用いられ、アセチルコリンを分解するコリンエステラーゼの働きを抑え、毛様体でのアセチルコリンの働きを助けることで、目の疲れやかすみを改善します。
4 ×:アズレンスルホン酸ナトリウムは、組織修復成分として用いられ、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促します。
5 ×:コンドロイチン硫酸ナトリウムは、保湿成分として用いられ、結膜や角膜の乾燥を防ぎます。
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02
正解ー3:ネオスチグミンメチル硫酸塩はアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼの働きを抑え、毛様体筋に作用してアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する目的で配合されています。
1:リゾチーム塩酸塩は抗炎症成分として配合されています。
2:ナファゾリン硝酸塩には血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に作用して血管を収縮させる働きがあり、目の充血を改善する目的で配合されています。
4:アズレンスルホン酸ナトリウムは抗炎症成分・組織修復を促す成分として配合されています。
5:コンドロイチン硫酸ナトリウムは角膜表層保護の目的で配合されています。
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03
1.誤
リゾチーム塩酸塩は卵に由来する、消化酵素系の抗炎症成分です。
2.誤
ナファゾリン硝酸塩はアドレナリン作動成分で、目の充血を抑える働きなどをします。
眼圧を上昇させることがあるため、緑内障の人は注意が必要です。
3.正
ネオスチグミンメチル硫酸塩は、アセチルコリンを分解するコリンエステラーゼを抑えて毛様体筋の収縮を助けることで、目の調節機能を改善します。
4.誤
アズレンスルホン酸ナトリウムは植物に由来する、穏やかな作用の抗炎症成分です。
炎症を生じた粘膜の組織修復を促す作用があります。
5.誤
コンドロイチン硫酸ナトリウムは結膜や角膜の乾燥を抑える目的で処方されます。
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