登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
医薬品の適正使用と安全対策 問108

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問題

登録販売者試験 平成27年度(地域1) 医薬品の適正使用と安全対策 問108 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品の使用上の注意において、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている成分の正誤について、正しい組み合わせはどれか。


a  ジフェンヒドラミン塩酸塩

b  タンニン酸アルブミン

c  ピレンゼピン塩酸塩水和物

d  アスピリン
  • a 誤   b 正   c 正   d 誤
  • a 正   b 正   c 誤   d 正
  • a 正   b 誤   c 正   d 誤
  • a 誤   b 正   c 誤   d 正
  • a 正   b 誤   c 正   d 正

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この過去問の解説 (3件)

01

aのジフェンヒドラミン塩酸塩とcのピレンゼピン塩酸塩水和物は副作用として、眠気を催すことがあるため、運転操作をしないこととされています。
bのタンニン酸アルブミンは牛乳によるアレルギーを起こしたことがある人に対して注意が必要で、dのアスピリンはアスピリンぜんそくを起こしたことのある人に注意が必要です。

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02

解答:3

a.正
ジフェンヒドラミン塩酸塩は催眠鎮静薬の成分としても使われており、催眠作用があるため使用後は乗物又は機械類の運転操作は避けます。

b.誤
タンニン酸アルブミンは牛乳から精製されるため、牛乳アレルギーの人は使用してはいけません。

c.正
ピレンゼピン塩酸塩水和物は目のかすみや異常なまぶしさを感じることがあるので、使用後は乗物又は機械類の運転操作は避けます。

d.誤
アスピリンやイブプロフェンはいかなる場合も小児には使用しません。

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03

正しい組み合わせは3です。

「服用後、乗り物又は機械類の運転操作をしないこと」と

されている薬は、目のかすみやまぶしさを感じたり、

眠気を感じたりしやすく、事故につながるためです。

a~dの各選択肢については以下のとおりです。

a.正しいです。

ジフェンヒドラミン塩酸塩の「抗ヒスタミン成分」が

眠気に影響をもたらします。

b.誤りです。

タンニン酸アルブミンは乳製カゼインを由来としているため

牛乳アレルギーの人に対して注意しなければならない物質です。

c.正しいです。

ピレンゼピン塩酸塩水和物は胃腸薬などに含まれている物質です。目のかすみや、異常なまぶしさを生じるおそれがあります。

d.誤りです。

アスピリンは「15歳未満の小児」や「出産予定日12週以内の妊婦」で気をつけなければならない薬です。小児では、外国でライ症候群の発症との関連が示唆されており、妊婦では胎児の動脈管の収縮や子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加のおそれなどがあります。

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