登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問33

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり( 不活性化 )、作用が現れたり( 代謝的活性化 )、あるいは体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化する。

b 排泄とは、代謝によって生じた物質( 代謝物 )が尿等で体外へ排出されることであり、医薬品の有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、又は肺から呼気中へ排出される。

c 肝機能が低下した人では、医薬品を代謝する能力が低いため、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなり、効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。

d 医薬品の有効成分と血漿タンパク質との複合体は、腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることになり、作用が持続する原因となる。
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )誤 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )正 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )正 ( d )正

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この過去問の解説 (3件)

01

a 「体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化」脂溶性ではなく水溶性が正しいです。見落とさないように注意してください。
c、dも難しそうな表現ですが、代謝に関する基本的知識ですので理解しておきましょう。

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02

答:2

a:誤  脂溶性が誤りです。正しくは水溶性です。

b:正  体外への排出経路としては、その他に汗中や母乳中などがあります。

c:正  肝臓で代謝を受けた分だけ有効成分の量が少なくなることを、肝初回通過効果といいます。

d:正  血漿タンパク質との結合は速やかかつ可逆的で、一つ一つの分子はそれぞれ結合と解離を繰り返しています。

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03

正解:2 誤 正 正 正

医薬品の代謝及び排泄に関する問題

a 誤:問題文は、「脂溶性の物質」を「水溶性の物質」に置き換えると正しい文章になります。

b 正:問題文の通りです。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。薬の有効成分は、血しょうタンパク質と速やかにかつ可逆的に結合しています。

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