登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問40

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の副作用として生じる間質性肺炎及び喘息に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症( 肺が線維化を起こして硬くなる状態 )に移行することがある。

b 間質性肺炎は、医薬品の使用開始から 1~2 週間程度で起きることが多く、必ずしも発熱は伴わない。

c 喘息は、原因となる医薬品の使用後、短時間( 1時間以内 )のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。

d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
  • ( a )正 ( b )正 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )正 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )誤 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )正 ( d )正

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この過去問の解説 (3件)

01

d 原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、合併症を起こさないかぎり症状は寛解しますので、誤りです。a~cも間質性肺炎に関する基本的知識なので、おさえておきましょう。

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02

答:1

a:正  間質性肺炎は肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたもので、発症すると、体内は低酸素状態となります。

b:正  間質性肺炎の症状は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳、発熱等で、これらの症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがあります。

c:正  これらの症状は時間とともに悪化し、顔面の紅潮や目の充血、吐きけ、腹痛、下痢等を伴うこともあります。

d:誤  合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解します。

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03

正解:1 正 正 正 誤

医薬品の副作用として生じる間質性肺炎及び喘息に関する正誤問題

a 正:問題文の通りです。間質性肺炎は、肺の組織である間質が細菌に感染することによって起こる病気です。

b 正:問題文の通りです。

c 正:問題文の通りです。アスピリン喘息が有名です。

d 誤:原因となった医薬品の有効成分(非ステロイド性抗炎症薬などに含まれる)が体内から消失すれば、合併症を起こさない限り喘息の症状は寛解します。

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