登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問106
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問題
登録販売者試験 平成29年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
次の漢方処方製剤のうち、一般用医薬品の添付文書等において、「 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと 」の項目中に、「 他の瀉下薬( 下剤 )」と記載することとされている、正しいものの組合せはどれか。
a 防風通聖散
b 芍薬甘草湯
c 三黄瀉心湯
d 十味敗毒湯
a 防風通聖散
b 芍薬甘草湯
c 三黄瀉心湯
d 十味敗毒湯
- ( a、b )
- ( a、c )
- ( a、d )
- ( b、c )
- ( c、d )
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この過去問の解説 (3件)
01
・「 他の瀉下薬( 下剤 )」と記載することとされているのは、防風通聖散と三黄瀉心湯です。
・「症状がある時のみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載することとされているのは、芍薬甘草湯です。
・十味敗毒湯は、カンゾウを含むので、他の医療品等から摂取されるグリチルリチン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意が必要です。
となります。
よって、
2の組み合わせが正解です。
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02
a 防風通聖散は便秘薬でもあるので、正しいです。
c 三黄瀉心湯も同じく、正しいです。
bdが誤りです。
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03
a 正
防風通聖散は、体力充実して腹部に皮下脂肪が多い人の肥満症や便秘に適すとされています。
虚弱な人や胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きとされていて、まれに重篤な副作用として、間質性肺炎や肝機能障害、偽アルドステロン症が生じることが知られています。
カンゾウ、ダイオウ、マオウが含まれます。
b 誤
芍薬甘草湯は、体力に関わらず、こむらがえりや急な腹痛、胃痙攣などに適すとされていますが、症状がある時のみの服用にとどめ、連用は避けます。
また、心臓病の診断を受けた人は服用を避ける必要があります。
カンゾウが含まれます。
c 正
三黄瀉心湯は、体力中等度以上の高血圧に伴う諸症状や、鼻血、痔出血、便秘に適すとされています。
虚弱な人や胃腸の弱い人には不向きとされています。
ダイオウを含みます。
d 誤
十味敗毒湯は、体力中等度の化膿性皮膚疾患や、急性皮膚疾患の初期、水水虫、蕁麻疹に適すとされています。
虚弱な人や胃腸の弱い人には不向きとされています。
カンゾウを含みます。
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