登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問36
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 皮膚粘膜眼症候群は、最初に報告した二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれており、その発生頻度は人口100万人当たり年間1〜6人と報告されている。
b 中毒性表皮壊死融解症は、皮膚粘膜眼症候群と関連のある病態と考えられており、中毒性表皮壊死融解症の症例の多くが皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられている。
c 中毒性表皮壊死融解症は、発熱は生じないが、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱(ほう)、皮膚の剥(はく)離、びらん等が認められる。
d 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあるが、皮膚症状が軽快した後は、眼や呼吸器等に障害が残ることはない。
a 皮膚粘膜眼症候群は、最初に報告した二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれており、その発生頻度は人口100万人当たり年間1〜6人と報告されている。
b 中毒性表皮壊死融解症は、皮膚粘膜眼症候群と関連のある病態と考えられており、中毒性表皮壊死融解症の症例の多くが皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられている。
c 中毒性表皮壊死融解症は、発熱は生じないが、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱(ほう)、皮膚の剥(はく)離、びらん等が認められる。
d 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあるが、皮膚症状が軽快した後は、眼や呼吸器等に障害が残ることはない。
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (4件)
01
a:正 症状は38℃以上の高熱を伴った発疹・発赤、火傷様の水疱等が短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れます。
b:正 発生頻度は人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されていて、皮膚粘膜眼症候群と同様に、発生機序の詳細は不明です。
c:誤 症状は38℃以上の高熱を伴って現れます。
d:誤 皮膚症状が軽快した後も、眼や呼吸器等に障害が残ったりすることがあります。
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02
a.正
皮膚粘膜眼症候群は非常にまれですが、発症する場合は原因となる医薬品の使用開始後2週間以内が多いとされています。
b.正
中毒性表皮壊死融解症はライエル症候群とも呼ばれ、幅広い年齢層で男女を問わず発症します。
c.誤
38℃以上の高熱が出ます。
d.誤
入院して治療を受ける必要があり、致命的転機をたどる場合や、眼や呼吸器等に障害が残る場合があります。
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03
正解は 1 です。
a:正
皮膚粘膜眼症候群の発症機序の詳細は不明で、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難です。
b:正
中毒性表皮壊死融解症は、ライエル症候群とも呼ばれています。
c:誤
中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の発熱を伴い、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱(ほう)、皮膚の剥(はく)離、びらん等が認められます。
d:誤
皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあります。皮膚症状が軽快した後も、眼や呼吸器等に障害が残ったりする場合があります。
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04
正解:1(a b)
皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する組み合わせ問題
a 正:問題文の通りです。
b 正:問題文の通りです。
c 誤:皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死融解症には、38℃以上の高熱が伴います。
d 誤:皮膚症状が軽快した後も、眼や呼吸器等に障害が残ることがあります。
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