登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問26

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問題

登録販売者試験 令和元年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  糸球体から1本の尿細管が伸びて、ボウマン嚢(のう)と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成している。

b  副腎は、腎臓の上部に附属し、副腎皮質からはアドレナリンとノルアドレナリンが、副腎髄質からはアルドステロンが産生・分泌される。

c  男性は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。

d  腎小体では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾(ろ)過される。

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この過去問の解説 (3件)

01

a ネフロンを構成しているのは、糸球体とボウマン嚢からなる腎小体と尿細管です。

b 逆です。
副腎皮質からはアルドステロン(副腎皮質ホルモン)が分泌されます。
副腎髄質は、アドレナリン・ノルアドレナリンを産生、分泌しています。

c 正しいです。
女性の場合は尿道が短いため、細菌などに感染しやすいです。

d 正しいです。
濾過されたら原尿として尿細管へ送られます。
尿細管で水分や電解質が再び吸収され、老廃物が濃縮されて尿となります。

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02

a. ×
ボウマン嚢から1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで、腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成しています。

b. ×
副腎は、左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、皮質と髄質の2層構造から成ります。
副腎皮質では副腎皮質ホルモンが産生・分泌され、副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンも、副腎皮質から分泌されます。
一方、副腎髄質では、自律神経系に作用する、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌されます。
設問の文章は、逆になっているため誤りです。

c. ○
正しい文章です。
従って、排尿困難の副作用がある成分を含む医薬品では、服用に注意が必要です。

d. ○
正しい文章です。
腎臓では、血液中の老廃物の除去のほか、水分や電解質の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持し、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っています。

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03

解答:5

a.誤
ボウマン嚢の中には糸球体が収納されており、そこから1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成しています。

b.誤
副腎髄質からはアドレナリンとノルアドレナリンが、副腎皮質からは炎症の制御や炭水化物の代謝などの作用がある副腎皮質ホルモンやアルドステロンが産生・分泌されています。

c.正
前立腺は男性のみが有する臓器で、膀胱の下にあります。
加齢とともに前立腺は肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがあります。

d.正
腎小体は体に有用なものと有害なものを選り分けるフィルターのような役目をしており、尿素など血液中の老廃物を濾過します。

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