登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問85
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
アレルギー(過敏反応)、内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
b アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識したヒスタミンによって脂肪細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である免疫グロブリン(抗体)が遊離する。
c 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿(のう)症に適するとされている。
d ケイガイは、ハクモクレン等の蕾(つぼみ)を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛の作用を期待して用いられる。
a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
b アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識したヒスタミンによって脂肪細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である免疫グロブリン(抗体)が遊離する。
c 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿(のう)症に適するとされている。
d ケイガイは、ハクモクレン等の蕾(つぼみ)を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛の作用を期待して用いられる。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
a 正しいです。
ジフェンヒドラミンは、抗ヒスタミン成分です。
ヒスタミンが受容体と反応するのを、妨げます。
b ヒスタミンと免疫グロブリンの働きが逆です。
アレルゲンが体に入る
→免疫グロブリンが認識する
→肥満細胞が刺激され、ヒスタミンが遊離する
という機序です。
c 正しいです。
胃腸虚弱で冷え性の人は、胃部不快感などの副作用が現れやすいです。
d ケイガイは、シソ科のケイガイの花穂です。
鎮痛作用や利尿作用がありますが、鼻炎用内服薬では、閉鼻への効果が期待されます。
正しいです。
参考になった数28
この解説の修正を提案する
02
正しい説明です。
抗ヒスタミン成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩は、乳汁に成分が移行し、乳児に昏睡を起こす恐れがあります。
b. ×
アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質と特異的に反応する、免疫グロブリンによって脂肪細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質である、ヒスタミンやプロスタグランジンなどの物質が遊離します。
問題の文章は、免疫グロブリンとヒスタミンが逆になった文章になっています。
c. ○
正しい説明です。
なお辛夷清肺湯は、胃腸が弱く冷え性の人などには不向きとされます。
また重篤な副作用に、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症、間質性肺炎があります。
d. ×
ケイガイは、シソ科のケイガイの花穂を基原とする生薬で、発汗、解熱、鎮痛などの作用があり、鼻閉への効果を期待して配合されます。
問題の文章は、シンイ(辛夷)の説明です。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
03
正しいものの組み合わせは2です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
b.誤りです。
この文の「ヒスタミン」以降の部分が誤りです。
正しくは「免疫グロブリン(抗体)によって
肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達をになる
生理活性物質であるヒスタミンやプロスタグランジン等の物質が
遊離する」です。
c.正しいです。文のとおりです。
d.誤りです。「ケイガイ」ではなく「シンイ」の説明文です。
「ケイガイ」は、「シソ科のケイガイの花穂を基原とする生薬で、
発汗、解熱、鎮痛等の作用を有するとされ、
鼻閉への効果を期待して用いられる」ものです。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問84)へ
令和元年度(東京都)問題一覧
次の問題(問86)へ