登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問90
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問90 (訂正依頼・報告はこちら)
抗真菌作用を有する外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏(こう)又はクリームが適すとされる。
b 液剤は、有効成分の浸透性が低いため、患部に対する刺激が弱い。
c 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。
d シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
a 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏(こう)又はクリームが適すとされる。
b 液剤は、有効成分の浸透性が低いため、患部に対する刺激が弱い。
c 湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合、抗真菌成分が配合された医薬品を使用することが適当である。
d シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
- (a、b)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
抗真菌作用を有する外皮用薬は、患部の状態に合わせて剤型を選択します。
患部がじゅくじゅくと浸潤している時は、軟膏またはクリームを選択し、皮膚が厚く角質化している時には、液剤を選択します。
b. ×
液剤は有効成分の浸透性が高く、患部に対する刺激も強いです。
c. ×
湿疹に抗真菌作用を有する成分を使用すると、かえって湿疹が悪化することがあるため、湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合は、抗真菌成分を配合する医薬品は使用しないこととされています。
d. ○
シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用し、その増殖や生存に必要な物質の輸送機能を妨げることでその増殖を抑える、ピリドン系の抗真菌成分です。
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02
患部が化膿しているときには、化膿が治ってから塗布します。
b 液剤は浸透性が高く、刺激も強くなります。
皮膚が厚く、角質化している部分に用いられます。
c 湿疹に抗真菌成分を用いると、悪化する恐れがあります。
判断に迷う場合は、受診をすすめるのが望ましいです。
d 正しいです。
そのほか、ウンデシレン酸は患部を酸性に保ち、菌の増殖を抑えます。
ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げる作用をします。
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03
正しい組み合わせは2です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
b.誤りです。
浸透性も刺激も記述が誤っています。
正しくは「液剤は、有効成分の浸透性が高く、
患部に対する刺激も強い」です。
c.誤りです。
はっきりしないときは抗真菌成分が配合された医薬品は
避けるべきです。
湿疹に抗真菌成分のあるものを使用するとかえって症状を悪化させます。
d.正しいです。文のとおりです。
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