登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問106
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、一般用医薬品のかぜ薬の添付文書等において、クロルフェニラミンマレイン酸塩を含有することにより、使用上の注意に記載することとされている事項として、正しいものの組合せはどれか。
a 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと。
b てんかんの診断を受けた人は、服用前に専門家に相談すること。
c 排尿困難の症状がある人は、服用前に専門家に相談すること。
d 牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人は、服用前に専門家に相談すること。
a 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと。
b てんかんの診断を受けた人は、服用前に専門家に相談すること。
c 排尿困難の症状がある人は、服用前に専門家に相談すること。
d 牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人は、服用前に専門家に相談すること。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
a. ○
クロルフェニラミンマレイン酸塩は坑ヒスタミン成分であり、坑ヒスタミン成分共通の注意として、服用後に眠気が現れることがあるためです。
b. ×
てんかんの診断を受けた人では、咳や喘息を鎮める気管支拡張成分のうち、気管支に直接作用するキサンチン系成分(ジプロフィリン等)を含む医薬品を使用しようとする時は、使用前に相談することとされています。
キサンチン系成分には、中枢神経系を興奮させる作用があるためです。
c. ○
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗コリン作用を併せ持つため、排尿困難の副作用が現れることがあります。
そのため、排尿困難の症状がある人は、服用前に専門家に相談することとされています。
d. ×
牛乳によりアレルギー症状を起こしたことがある人は、止瀉成分であるタンニン酸アルブミンの服用を避けなければなりません。
タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるためです。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
02
服用後の眠気に注意が必要です。
b てんかんの人は、ジプロフィリンなどの使用に注意が必要です。
c 正しいです。
排尿困難のほか、緑内障の人も服用前に相談が必要です。
d 牛乳によるアレルギーのある人は、タンニン酸アルブミンを避ける必要があります。
アルブミンは、牛乳のタンパク質から精製されているからです。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
03
a.正
クロルフェニラミンマレイン酸塩による中枢抑制作用で、眠気などが起こる場合があるため、乗物又は機械類の運転操作をしないようにします。
b.誤
一部の抗てんかん薬には、薬物の代謝に影響を与えるものがあるため、てんかんの診断を受けた人は、併用薬に注意が必要です。
c.正
クロルフェニラミンマレイン酸塩の抗コリン作用により、尿路の閉塞が悪化する恐れがあるため、排尿困難の症状がある人は、服用前に専門家に相談するなど注意が必要です。
d.誤
牛乳アレルギーの人は、添加物などにカゼインが含まれる製剤は、使用してはいけません。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
前の問題(問105)へ
令和元年度(東京都)問題一覧
次の問題(問107)へ